中国の伝世碑帖は独自の墨の世界を築き無数の姿を持っています。
その中でも絶えず後続の学者たちに秘密と奥義を垣間見させる絶対的な経典があります。
書道を学ぶ人々は多く、それぞれが得意な分野を持っています。
碑帖を訪れて書写することは古くから存在し模写と帖学は一般的です。
歴代の賢人の書道に関する論述を学んで新たな洞察を得ることもありますが、
書論の内容は複雑で学びを導く核心を理解するには実践が必要です。
墨池で研究し範本は欠かせません。
筆を持って作品を書くにも碑帖や帖を必要とします。
しかし原碑や原帖には多くの秘訣が含まれており名だたる書家による素晴らしい作品が次々と
登場します。
選択肢が多すぎて選ぶのが難しいこともあります。
原碑や原帖の秘密の領域を探求できれば名だたる書家たちが作品に込めた心の奥義を
理解できるかもしれません。
現代の書道愛好者にとっては学びの手助けとなるでしょう。
"一碑一帖"の書籍シリーズはこの使命を担っています。
各巻では1つの碑や帖を選び名だたる書家による作品と原碑、原帖を対照し文字ごとに比較し、
行ごとに理解を深めます。
名だたる書家の筆法を学び古典の奥義を悟るのです。
1つの碑、1つの世界。1つの帖、1つの雰囲気です。
宋代の "淳化閣帖" は、中国の書道芸術史上の宝庫です。
これは秦漢から隋唐にかけての100人以上の書家による400以上の書帖を収録しており、
後世から "中国法帖の冠" と "叢帖の始祖" と称えられています。
王鐸(1592—1652)、字は "覚斯" 、号は "嵩樵" 、河南孟津出身。清代の書法家で、行草書に優れ、
特に顔真卿と米の影響を受けました。
彼は "淳化閣帖" を丹念に書写し、独自の書風を築き上げました。
彼の作品の中で、 "淳化閣帖" の長巻きのコピーだけでなく相当数の大きな字の作品も残されており日本には今もこれらの優れた作品が保管されています。
この本では "淳化閣帖府本" の元の拓本との比較のために8つの大きな作品を選び、
学びたい人々に提供しています。
この本の構成と解説は丹念なコピーを基準とし拓本と文字ごとに対照して
説明文には2つのバージョンがあり拓本のオリジナルのテキストは括弧で示されています。
製造元 : 上海辞書出版社
編著者:孫宝文
ISBN:9787532653546
シリーズ名:一碑一帖
出版日:2019年6月1日
言語:中国語(繁体)
ページ:26
商品サイズ:B4 37.0 x 26.0 x 0.5cm
商品重量:200g
※輸入商品です。
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