
チャイコフスキー 歌劇 エフゲニー オネーギン ミラシキナ シニャフスカヤ アトラントフ マズロク ネステレンコ 西側初出盤? 極美品1984 チェルカーソフ ボリショイ劇場管弦楽団 合唱団 Alto盤
エフゲニー オネーギンの全曲…“突然 目の前に現れた” といった印象のCDです。録音は1984年 モスクワ放送のスタジオで、決して新しい音源ではないです。ロシア系のスターをズラリと起用した豪華極まりない歌手陣に ボリショイ劇場のオケ とくれば、いわゆる“正統的な本場物”の名演として注目を集める事は必至で、雑誌にも取り上げられ 相応の広告も為され 目に留まらないはずはないのに、何とも不可解でした。オペラはとくに注目をしているつもりなのですが、この演奏だけは “見たけれど忘れた”レベルではなく まったく記憶がなく、また 野崎正俊著 あの“オペラディスクコレクション”にも記載なく 摩訶不思議でした。
この品自体やレーベルを探ると 朧げながら実態が浮かんでくる様にも思われるので、ちょっとだけ想像を逞しくして 以下にまとめます。
・ レーベルは “Alto”。発売は2010年3月らしい。
・ レーベルのリストを覗くと、デッカのカラヤン“こうもり”や 父クライバー“フィガロ”があったり、ベーム ベルリンフィルの“モーツァルト”があったりで…いわゆる“ヒストリカル”を主力としている事がわかる。
・ その一方で多いのが、メロディア原盤と思しき“ロシア物”の数々。こちらは正式にライセンスを受けての発売との明記がある。オペラに関しては、他に エルムレル指揮の“ボリス”が出ている。
・ ちなみに その“ボリス”は 日本でも86年にビクターから国内盤CDが出されていて、レコ芸の“特選”に推されている。価格 12000円。こちらもネステレンコ マズロク アトラントフ ボリショイ劇場管など、この“オネーギン”と同じ体裁。
・ 指揮者チェルカーソフを検索すると、ロシア国内における赫赫たる業績が窺える。
・ ジャケット(プラケース)裏に “1st.issue in West”の文字。“西部で第一号”と訳しても意味をなさないので…この折が “西側での初出”なのだろうと解釈。2010年が西側初出…。
・ もしそうならば、私に記憶がないのも 野崎本に記載がないのも合点がいく。
何とも凄い“ステルス”ぶりに 驚くばかりです。本国の国内事情として 世界発売を妨げる何かがあったのかは分かりませんが、こんな豪華盤を勿体ない事だと思いました。現在から振り返ってみても 何かと興味津々なCDだと言えましょう。
極美品です。プラケースに若干のコスレが見られますが、その他は 本体 ブックレットとも開封時のままだと思います。
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クリックポスト 185円 ( 本 形状により複数冊 CD 1枚物ケース4個 2枚物ケース2個程度 同梱可能)
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