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こちらは１９７０年代に活躍されたLalaや花ゆめなどにも多く作品書いていた当時の人気女性漫画家で、初期の木原敏江先生のアシスタントとしても知られる山口由紀美先生の直筆の肉筆イラストです。1978年の春大増刊号に掲載された「真夜中のショート」の予告カット原画。彼女の絵はやわらかな絵が多いですが、リリっとした横顔が美しいです。直筆でタイトルも書かれています。

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概ね良好です。年代物としては良い方です。見れないなかなか貴重な１枚です。山口由紀美先生の原稿はなかなか出てこないです。文庫本とほぼ同じくらいの大きさです。

大泉サロンに出入りしていたのちの女性漫画家方らとも交流あったようです。山口由紀美先生は1970年代半ばから15年くらいは活発に活動され、「花とゆめ」「lala」など精力的に作品発表されてました。１９８６年に「出雲阿国」など描いており、一定期間プロの女性漫画家として活躍されました。人形の絵は珍しいです。お大事にしていただければ、と思います。写真だとこの淡いオレンジの色がそのまま反映されてないのですが、より鮮やかなオレンジ色です。

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ちなみに当時は漫画家の地位も低く、また原画、原稿もあくまで漫画制作の下版的な意識しかなく、本人も大したものと思っていなかったので人にあげたり、出版社自体もそうした認識で返却希望しないとそのまま戻ってこないことも多くありました（本人も原稿はいらないというケースも多く、もてあまして焼却、ゴミ出し、シュレッター処分していた出版社すらありました）。そのため、このように返却希望との文字書き入れることも多くありました。そんな当時の雰囲気も分かる1枚です。

ちなみにこちらはご本人の手に一度戻り、先生本人が手放された時、まとまって出てきてそれらをお譲りいただいたものです。