*東京美術学校(現在の東京芸術大学)卒業後、制作者集団『極』を結成し、新しい美術のあり方を模索した 片山昭弘 の油彩?アクリル?作品 『人間像』です。
板に描かれているようです。直筆サイン入り 1点もの 額装品 【真作保証】 万が一「真作」でなかった際には返品をお受け致します。
*片山昭弘ファンの皆様、作品を探されていた方、作品を気に入った方、ぜひこの機会にコレクションに加えてください。
・作家名: 片山昭弘(かたやま あきひろ)1927-2013
・作品名: 人間像
・イメージサイズ: 約46cm×約38cm
・額装サイズ:約60.5cm×約51.5cm (前面:アクリル)
・制作年:??
・限定数:1点ものです。
※作品右上に直筆サインがあります。作品裏側にも直筆サインと作品名の記載があります。
※作品コンディション:概ね良好です。額も概ね良好です。
画像でご確認下さい。
片山昭弘(かたやま あきひろ)1927-2013
片山昭弘は、1927(昭和2)年大阪に生まれました。東京美術学校(現在の東京芸術大学)に進学し、近代洋画の巨匠、安井曾太郎に師事した片山でしたが、卒業後、帰阪した片山が選んだのは、アカデミズムとは対極に位置する前衛の道でした。画壇や美術団体の旧態依然とした体質に反発し、自由な活動を求めた片山は、1956(昭和31)年、志を同じくする仲間達と、グループ「制作者集団『極』」を結成します。当時、大阪ではすでに前衛美術グループ「具体美術協会」が活動していましたが、「具体」が表現の新しさを追及することで美術の革新を目指したのに対し、片山ら「極」のメンバーは、戦後社会のさまざまな矛盾を直視し、そこに美術家が以下に関わっていけるかを問いながら、新しい美術のあり方を模索しようとしました。(出典:兵庫県立美術館 学芸員 平井章一氏)
<略歴>
1927年 大阪に生まれる
1952年 東京美術学校油絵科卒業
1956年 製作者集団「極」結成以後東京/大阪毎年出品‘59迄
1957年 第1回朝日新人展招待出品
1966年 現代日本美術展に入選/東京都美術館
1969年 第13回シェル美術賞展 入賞
1971年 現代日本美術100人展 招待出品/兵庫県立近代美術館
現代日本美術展 招待出品/東京
1974年 日独合同国際展 招待出品/京都
国際ビエンナーレ展 招待出品
1975年 信濃橋画廊十周年記念「20人の方法展」 招待出品
1976年 アート・ナウ ‘76 招待出品/兵庫県立近代美術館
Ge展参加以後毎年出品/大阪/京都
1979年 第1回日本秀作美術展 招待出品/東京
1980年 片山昭弘の世界展/高松
1982年 香川大学新講堂「緞帳」デザイン
1984年 現代美術1950~1970展 招待出品/西武
1990年 片山昭弘展/高松市立美術館
第1回片山昭弘新作展/ギャラリー芦屋
1991年 第9回大阪現代アートフェアー 招待出品
1992年 第2回片山昭弘新作展/ギャラリー芦屋
1998年 戦後日本のリアリズム展(1945~1960)名古屋
2003年 片山昭弘自選展/尼信博物館
<コレクション>
京都国立近代美術館 大阪中之島美術館 香川県立美術館 伊丹市美術館 大阪大学総合学術博物館 香川大学博物館 他
(出典:ギャラリー芦屋)
制作者集団「極」
1956年4月に片山昭弘、久保晃、河野芳夫、小林二郎によって結成された大阪の若い美術作家の前衛グループ。
「極」の作家たちは、当時の美術団体や画壇の旧態依然としたあり方に反発し、戦後の急激な民主化の影に潜む社会の矛盾や、その中で抑圧され引き裂かれながらも自立しようとする人間の姿に美術家として真っ向から対峙。戦後という新しい時代の現実を描き出すには、アカデミックなリアリズムでも、抽象やシュルレアリスムといった前衛的手段でもない新しいリアリズムが必要だと感じた彼らは、半具象的/抽象的な独自の表現を生み出し、志しを同じくする小グループや文学、演劇といった異なるジャンルの作家たちと交流しながら作品を世に問うた。(平井章一によるテキスト。1996年10月19日−12月23日に兵庫県立近代美術館で開催された小企画展「制作者集団・極」展小冊子より)