
テニスマガジン・2011年9月号です。
ジョコビッチが決勝でナダルを下しウインブルドンで初優勝した2011年の決勝の内容が掲載されています。
また、準々決勝でツォンガに敗れ、グランドスラム大会で2セットアップから初めて敗退し、2年連続連続ベスト8
に終わったフェデラー、ナダルに準決勝で敗れたマレー、1回戦でヒューイットに敗れた錦織圭選手、その他選手
の内容が掲載されています。
特集は「サービスレッスン」として、まず「この1年で大きく変わったジョコビッチのサービス」が、2010年のウインブルドンでは、
まるでクリケットの選手のように腕が伸びたテークバックで、効率の悪いサービスを行っていたジョコビッチが、2011年の
ウインブルドンでは、コーチのマリアン・バイダの指導の下、正しい運動連鎖を意識し改善を行ったサービスモーションを行うよう
になった、がそれぞれ連続写真と共に解説されています。
「サービスレッスン・上達を妨げる”グリップ””テークバック””インパクト”における3つの勘違い」が以下に詳細されています。
まず「これが正しいテークバックです。」として「サービスの良いプレーヤー達は打法が共通している。それは彼らが
サービスをとことん追求していった結果、非常に洗練されていき、たどり着いた理想の打法と考えられ、私たちが
目指すもので、そのイメージをしっかり頭に焼き付けることが重要」が詳細されています。
次に正しいグリップとして、「コンチネンタルグリップで握り、両サイドともクローズドスタンスで構える」が解説されています。
また「よく言われるトロフィーポーズと正しいトロフィーポーズ」が詳細されています。
また「上達を妨げるトスアップとテークバックの違い」として、「ボールはまっすぐ上に直線的に上げるのではなく、
横から上がっていって、斜め前方向に放物線を描くように上げる」「トスが高いとかえって打点が低くなるので、トスは低くてよい」
「体を横にゆっくりひねり、両肩、両腕を同期させる」「インパクトの形を保ったまま手首は余計に動かさない」等
が解説されています。
また「上達を妨げる”テークバック”からの切り返しの勘違い」として「よくある勘違いが”ラケットを背中に担ぐ”、
”手首を耳に近づける”で、それをやると肘と手首の角度が狭まり、肩の外施が使えない」「テークバックは”顔
の前”でその際のラケットの重心は手首寄りで、その時手首の位置を変えずに切り返すことで、肩の回施(外施、
内施)、さらに腕の回施(回施、回内)を導くことができる」が詳細されています。
次にインパクトに関しては、「インパクトでは手首(グリップ)に自然な角度があり、一直線ににはならない」
「インパクトから顔を離さない」「ラケット面がボールに斜めに当たり腕は回転し続ける」「”斜め上”でフォロースルーする」
「手首の角度は、構えからホロースルーに至るまでほとんど変わらない」等が解説されています。
その他。
*今回はおまけとして以下に記載のあるジョコビッチのグランドスラム大会優勝24回の決勝戦24回分のDVDと
パリ・オリンピックの決勝戦の試合のDVDをおまけとしてお付けいたします。
<ジョコビッチの現時点での記録>グランドスラム大会24勝・男子では単独最多、世界ランキング1位通算在位・歴代1位の428週、年度末ランキング1位通算最多8回、5人目の生涯ゴールデンスラム達成、トリプルキャリアグランドスラム3回単独最多、グランドスラム大会年間3大会優勝4回単独最多、ハードコート大会の決勝進出連続記録「7回」単独最多、4大大会すべての準決勝に進出最年少記録「20歳250日」、オーストラリアンオープン最多優勝「10回」、フレンチオープン最年長優勝
「36歳20日」、USオープン最年長優勝「36歳112日」、マスターズ1000大会・ダブルキャリアゴールデンマスターズ
達成、マスターズ1000大会のハードコート大会優勝「29回」単独最多、マスターズ1000大会1シーズン優勝「6回」単独
最多、その他。
2008 AUSTRALIAN OPEN 決勝 (VSツォンガ)
2011 AUSTRALIAN OPEN 決勝 (VSマレー)
2011 WIMBLEDON 決勝(VSナダル)
2011 US OPEN 決勝(VSナダル)
2012 AUSTRALIAN OPEN 決勝 (VSナダル)
2013 AUSTRALIAN OPEN 決勝 (VSマレー)
2014 WIMBLEDON 決勝(VSフェデラー)
2015 AUSTRALIAN OPEN 決勝 (VSマレー)
2015 WIMBLEDON 決勝(VSフェデラー)
2015 US OPEN 決勝(VSフェデラー)
2016 AUSTRALIAN OPEN 決勝 (VSマレー)
2016 FRENCH OPEN 決勝(VSマレー・・・生涯グランドスラム達成)
2018 WIMBLEDON 決勝(VSケビン・アンダーソン)
2018 US OPEN 決勝(VSデルポトロ)
2019 AUSTRALIAN OPEN 決勝 (VSナダル)
2019 WIMBLEDON 決勝(VSフェデラー)
2020 AUSTRALIAN OPEN 決勝 (VSティーム)
2021 AUSTRALIAN OPEN 決勝 (VSメドベージェフ)
2021 FRENCH OPEN 決勝(VSチチパス)
2021 WIMBLEDON 決勝(VSベレッティーニ)
2022 WIMBLEDON 決勝(VSキリオス)
2023 AUSTRALIAN OPEN 決勝 (VSチチパス・・・全豪オープン最多10回の優勝)
2023 FRENCH OPEN 決勝(VSルード)
2023 US OPEN 決勝(VSメドベージェフ・・・トリプルキャリアグランドスラム3回単独最多)
2024 パリ・オリンピック 決勝(VSアルカラス・・・生涯ゴールデンスラム達成)
*音声は
2011US OPEN,2012AUSTRALIAN OPEN,2013AUSTRALIAN OPEN,2014 AUSTRALIAN OPEN,2016 AUSTRALIAN OPEN,2018 US OPEN,2019 WIMBLEDON,2023 AUSTRALIAN OPEN,2023 FRENCH OPEN,2023 US OPEN,2024 パリオリンピック
以外はすべて日本語音声-解説です