かなり手の込んだ特製品 近鉄 10100系 ビスタカー A編成です。
当時価格 195000円の品です。
非貫通型先頭車のパンタ周りや配管等、かなり細かく再現されています。
特に、ヘッドライト回りですが、飛び出る形でヘッドライトがついているので、
この部分の造詣が非常に大切となります。
大手メーカーのモデルはこの部分が気に入らないということで、特製品に手を出したようです。
床下機器類も、当時としては拘っており、高価なロストパーツが並びます。
動力はパワトラですが、連接車で台車の半分が動力なので走行性能も申し分なかったとのことです。
ただ、購入時に少しテストさせてだけで本格的な走行はなく未走行のまま所有していましたので、
走行性能は未知数です。
ただ、現行のコアレスモーターを用いたパワトラは異次元の走りなので、交換すればよいと思います。
このモデルの一押しポイントは、ドア回りの内装です。
実車を知って居ないと再現できない箇所で、細長いドア窓から見える手すりは流石特製品です。
当時の価格で21万円と非常に高価だったようです。
また、細かい表記類がすべて再現されているのも高ポイントです。
このレベルで製造できるモデラーは居なくなったのでは?と親父。
塗装の塗分け一つとっても、段差が少なく色を隠ぺいするのは大変。
薄い塗りで塗り分けるには、塗分けをしないといけない等々、思い入れは強いようです。
製造から年月が経過していますので、接着剤がはがれてくる恐れがあります。
(細かい再現をされているモデルは接着剤の使用量も繊細です。)