2002年のワールド・ツアーを最後に各メンバーがソロ活動に専念していたデスチャが3年ぶりに帰ってきました!これまでDCはプロデュース業もしていたBeyonceが前面に出ているイメージが強かったものの、他メンバーのKelly RowlandやMichelle Williamsもソロアルバムを発表し成功したことで2人に配慮してか(?)、3人のヴォーカルが均等にフィーチャーされた作品となっています。サウンド的には、マーチング・バンドをテーマにした激早BPMのリードシングル"Lose My Breath"以外はミッド~スロウが多く、際立つような斬新さは感じられませんが、3人の麗しいハーモニーを堪能できる良質R&B作品となっています。特に中盤、フィリー勢A Touch Of Jazz出身Andre Harris & Vidal Davisプロデュースの"T-Shirt"、Melba Moore"Is She The Reason"ネタの"Girl"、ギターの調べがあまりにも美しすぎるDramaticsの"Ocean of thoughts and Dreams"使いの"Girl"の3連発ソウル攻撃には本当に痺れるばかり。T.I.とLil Wayneをフィーチャーした抑え目クランク・チューン"Soldier"も中毒性あり。