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藤田嗣治画伯の名品、リトグラフ・「猫」の出品です。
作家名 藤田嗣治
題名 猫
サイン 鉛筆サインあり
技法 リトグラフ(石版画)
制作年 1964年
用紙 洋紙
絵サイズ 16x13.5cm
紙サイズ 21.5x15.5cm
形態 シートのみ
工房 Draeger Frres Paris(ドレジェ・フレール パリ)
※ 版画(シートのみ)だけの出品です。額は装着しません。飾られる方はお好みの額縁に装着されてください。レターパックプラスで厚紙に版画を挟んで郵送させていただきます。レターパックプラスは対面受取・受領印有で追跡サービス可能です。
■作品解説
エコール・ド・パリの寵児として、世界的に最も成功した日本人画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)によるリトグラフ作品です。
本作は、藤田が最も愛し、生涯を通じて描き続けたテーマである**「猫」**を主役とした一作です。
1964年、藤田がフランスに帰化し、晩年の創作活動に打ち込んでいた時期のスタイルを色濃く反映しています。
■作品の魅力
「フジタの白」と繊細な線描:藤田の代名詞である乳白色の下地を思わせる柔らかな余白の中に、面相筆を思わせる細く鋭い墨線で猫の毛並みや生命力が表現されています。
幻想的な雰囲気:猫の周囲に施されたぼかし(グラデーション)の効果により、まるで猫が光を纏っているかのような、あるいは夢の中に現れたかのような幻想的な空気感を醸し出しています。
■藤田嗣治にとっての猫
「猫を飼うのではない、猫と一緒に暮らしているのだ」――そう語ったとされる藤田嗣治。彼にとって猫は、静かなアトリエで孤独を分かち合う唯一無二のパートナーでした。
本作のリトグラフに描かれた猫のしなやかな曲線と、どこか哲学的な表情は、見る者の心を穏やかに解きほぐします。藤田ファンの方はもちろんのこと、猫を深く愛する方にとっては、日々の暮らしに静かな彩りと品格を添えてくれる「一生もののパートナー」となるはずです。
藤田嗣治の描く猫は、単なる動物画を超え、人間の内面や静かな孤独、そして慈愛を感じさせます。和洋の美意識が完璧に融合したこのリトグラフは、モダンなインテリアから和室まで、どのような空間にも品格を与えてくれます。
藤田ファンの方はもちろん、猫を愛する方にとっても一生もののコレクションになるはずです。
■版画工房
この版画を制作した版画工房のDraeger Frres(ドレジェ・フレール)は、20世紀のフランスを代表する伝説的な印刷・版画工房であり、出版社のひとつです。
当時のままの「版画工房(印刷所)」としての形態は1980年代に事実上終了していますが、**「Draeger Paris(ドレジェ・パリ)」**というブランド名で、現在もライフスタイル・ギフト・文具の企業として存続しています。
藤田嗣治はドレジェ・フレール工房と深い縁があり、彼らが制作した豪華なカタログや出版物には藤田の図版が使用された例もあります。
また、ドレジェはG.H.マム社のメニュー表や広告物なども多く手がけていたため、当時のパリの芸術界・社交界において、ドレジェ、マム、そして藤田といったプレイヤーたちは密接なネットワークの中にいました。
かつての「芸術家のための工房」としてのドレジェを懐かしむコレクターの間では、当時の刻印が入った古いカタログや版画は、今も美術品として非常に高く評価されています。
【注意事項】
新品ではございません。美術品の性質をご理解の上、ご入札をお願い致します。気になる点がございましたら質問欄よりご質問くださいませ。あくまで中古品ですので神経質な方のご入札はご遠慮いただき、ノークレーム・ノーリターンでのご入札をお願いいたします。