
ハイドン 歌劇 騎士オルランド 廃盤 極美品 プティポン ゲルハーヘル シャーデ ギューラ ハルテリウス アーノンクール コンツェントゥスムジクス 2005.7. ライブ
アーノンクールのハイドン 騎士オルランドです。大変珍しいオペラの復活上演…と言いかけたところで 資料を見たら、すでにドラティ指揮の全曲盤が存在している事に気づいて 驚きました。フィリップス社がドラティ指揮で立て続けに録音した あの“ハイドン オペラシリーズ”は なんとも見事でした。オペラ演奏史の中の “空白” とも言えるハイドンのオペラを、考えられる限りの豪華歌手陣で録音する という大胆ステキな企画が どうして持ち上がったのか…また 結果的に“営業として”成功したのかどうかは分かりませんが、今となっては “遺産” とも思える様な録音が残されて幸いだったと感じます。“ヴェルディ初期作” 録音の好評が後押しをした事は確かでしょう。ともに 今日の “礎” としての役割は十二分に果たしていて 天晴れだと感じます。
こちらは アーノンクールによる2005年のライブ録音です。ブックレットの写真を見ると、“衣装付き”の舞台上演ではなく コンサート形式の公演だった模様です。極初期のモンテヴェルディの頃は ある種の“異端”の様な評価を受けていた彼が、すでに“大家”と認識されて 順風満帆の音楽活動を展開した時期の記録だと思います。歌手 オケ 演奏環境 記録 CD化 全てに渡り余裕たっぷりで万全で、企画力 行動力ともに “カラヤン”ばりの力量を示して、仰ぎ見るばかりだった事を思い出します。“活動家” としての先鋭さが目立った初期の頃に比べて 音楽自体も遥かに円熟し、“女の一生” ならぬ “音楽家の一生” が目の当たりで、舌を巻いた事を記憶します。
面白い事に この品のスリップケースの奥底にもイラストが印刷されていました(写真4)。誰も見ない所にまで神経が使われていて驚きます。“道楽”の様な贅沢さで、レーベルにとっても充実期だった事が窺えます。
この作品には “英雄喜劇” という角書きが付けられています。 “オルランド”さんは 古いお芝居ではいろいろな所に登場して “主役”やら“狂言回し”やらを演じて大忙しの様です。日本の芝居の言葉で言うと “オルランドの世界” 。“曽我兄弟” とか “義経公” 同様に 身分を隠したり変装をしたりして あちこちに出没し騒動を起こします。作劇上は重宝なキャラクターなのでしょう。洋の東西を問わず、こうした趣向自体が “爛熟期” ならではの面白さだと言えます。
極美品です。本体 ブックレット ケース共に綺麗です。スリップケース表面に少スレ 少アタリなどありますが、紙ゆえの事とご了解ください。
当盤 現在では廃盤らしいです。
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