J.T.L.工房(Jerome Thibouville Lamy) Dominicus Montagnana 1747
フランス・ミルクール 1920年頃製作
4/4サイズ ヴァイオリン
ボディ長:357mm
JTL社は19世紀半ばにフランスにて起こされた楽器製作会社で、20世紀半ばまで大企業として数多くの楽器や関連用品を製造しておりました。
100年以上前に生産されたバイオリンでありながら状態の良い物が多く、明るい枯れたフレンチトーンがお求め安い価格で手に入る人気のメーカーです。
Domenico Montagnana(ドメニコ・モンタニャーナ 1686-1750)
ストラディバリと同世代の製作者で、イタリア・ヴェネツィアで製作を学び、1712年には独立して自身の工房を構え楽器製作に励みました。
特にチェロでは横幅の広いモンタニャーナ型として有名です。
裏板一枚板仕様で、ニスは濃淡の表れたオールド仕上げになります。
今ではきっちり左右対称に作られることが多いですが、こちらオールド特有の左右非対称な作りがとても魅力的です。
裏板上部には焼き印”Le Marquis de lair”があり、これはフランスのCharles Claudot工房が用いていたものになりますが、JTL社が商標を取得し使用しています。
本格的なモダンヴァイオリンをこの機会にいかがでしょうか。
初めから良い楽器を扱いたい方や、入門楽器からの買い替えなどにもお勧めです。
新作からモダン~オールドヴァイオリンまで、価格も数十万円から数百万円まで数多く扱う専門店厳選のヴァイオリンをお楽しみください。
一通り調整済み(駒調整、ペグ調整、魂柱調整、磨き、クリーニング、全体調整)になります。
ペグ穴のブッシングやはがれの貼り合わせ修復等、必要な修理は済んでおります。
表板にはウェザーチェックが見られます。
フィッティングパーツ(ペグ・テールピース・あご当て)は高級ローズウッド材になります。
新品のナイロン弦が張ってあります。
調整・メンテナンス済みですので、チューニングしていただければすぐにお使いいただけます。