
オンキヨーのブックシェルフ型スピーカー「D-212EX」です。
以下の整備を施しています。
・ HPFの調整
・ 吸音材の変更
・ バスレフダクトの調整
・ フットパーツの張替え
ツイーター用HPFのコイルを、コアコイルから空芯コイルに交換しています。(写真9枚目)
インダクタンスはオリジナルと同じです。
なお、それ以外のコンデンサ、配線についてはそのままです。
モルトフィルターの吸音材を、ニードルフェルトに張り替えています。
配置はオリジナルと同じです。
底部のバスレフダクト内に薄いフェルトシートを張っています。
底面のフッドパーツは、タカチ電機工業の角型ポリウレタン製を貼っています。(写真7枚目)
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キャビネット外観は、ごく薄い擦り傷がある程度で、目立つ傷はなく綺麗です。
前面ネットにも穴や剥がれはありません。
背面のバインディングポストは、分解洗浄してあります。
ケーブル、コルク製スペーサーは付属しません。
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オンキヨーの高級コンポーネント「INTEC 205」シリーズのスピーカーシステム。
強度の高いPEN繊維を編みこんだ椀型振動板「A-OMFモノコックコーン」と、矩形スリット型バスレフダクト「アドバンスド AERO ACOUSTIC DRIVE」が特徴。
ウーファーは振動板と大径ボイスコイルが重いため、磁気回路も大きめのものが採用されています。
それ以外にもチタンコーティングの広帯域のリング型ツイーター、高低域を独立させたアイソレート・マウント方式のネットワーク基板、その両者にWIMA製フィルムコンデンサ搭載と、かなり力の入った仕様となっています。
整備では、ツイーターの性能をより引き立たせるとともに、しっかりと吸音することで全体的な静粛性を上げています。
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主な定格
・ 2ウェイ2スピーカー/バスレフ式/防磁設計
・ 寸法:188W x 302H x 296H mm
・ 重量:約7kg
・ インピーダンス:4Ω
・ 再生周波数帯域:37kHz~100kHz
・ 最大入力:150W
・ 出力音圧Lv:83dB/W/m