独GチューリップALLE初発盤
ウクライナ出身鉄のカーテン内幻のピアノの巨匠リヒテルが
カラヤンとチャイコフスキーピアノ協奏曲
1962年録初版のALLEチューリップ盤
60年以上前のものとして愛聴されたレコード、ジャケットなどにそれなりの使用感があります
盤面も使用感がありますが目立った傷がありません、ノイズも普通程度です
それだけ愛聴盤として丁寧に扱われた愛聴名盤だったわけでそういう意味でも貴重です
①リヒテルはウクライナ出身ということもあってソ連当局から厳しく管理され西側に出るのが遅れていました
(鉄のカーテン内幻のピアノの巨匠)と言われた所以です、
②1960年代になってようやく西側に出られるようになり、西独のグラモフオンが巨匠カラヤンとの協奏曲録音を計画します
最初は西ベルリンでベルリンフィルとの計画でしたが当局の許可がどうしても出ません(余談ですがこの頃プーチンは東ベルリンの秘密警察でした)
誇り高きウインフイルがベルリンフイルのおこぼれを受けるはずがなく、ウイーン交響でどうかということに落ち着きます
④この時47歳のリヒテルは性格が強く、この時52歳の巨匠カラヤンにも絶対屈せず、録音に当たっては自分の意見を曲げず、一切妥協しなかったそうです、
カラヤンはこれに懲りてこの後協奏曲の独奏者は所謂巨匠を避けてカラヤンが選んだ有望新人に限ることになるなどがそれですす(ムターなどがそれです)
⑤この西独グラモフオンレコードのデイレクターは録音に当たっての気使いで死ぬ思いだったそうです、
このジャケットの写真はのカラヤンの写真が右上で
カラヤンが左下のリヒテルに指示しているように見えます。西側レコードのデイレクターの神様配慮だそうです。
面白いです
⑥とにかく一聴そしてコレクトに値する価値十分のレジェンド盤であることは間違いありません