第二次大戦中、M1カービンを製造していることで知られる米国Iver Johnson社のM1911カービンをエアコッキングガンで再現しました。カスタムベースは、東京マルイM1911A1エアコッキングガン(18歳以上用、HG)です。
《16インチバレルについて》
アウターバレルは、強化ABS樹脂パイプで延長しています。継ぎ目が見えないよう、純正アウターバレルの先端を5mmほどカットして継ぎ目がスライド内部に隠れるように配慮しています。樹脂パイプの内側に真鍮製パイプの補強を入れていますので、継ぎ目が分離する事はありません。真鍮製パイプは銃口先端付近まで入っており、強力な接着剤でABSパイプと一体化させていますので、ぶつけても曲がったり折れたりする事はありません。
《インナーバレルについて》
ライラクス製の真鍮バレルをエアコキ用に加工して組み込んでいます。エアコッキングハンドガンはシリンダー容量が極めて小さい為、極端にインナーバレルを伸ばす事はできませんが、約210mmまで延長しています。純正のアルミ製インナーバレル長は92mmですので、倍以上長くなっています。現在の初速は61m/s(0.2g弾)で安定しています。初速は純正状態より4m/sほど低下しましたが、直進安定性はライフル並みに向上しています。常に一定の弾道を描いています。
《木製ストックについて》
資料写真から寸法と形状を正確に割り出し製作しています。ストック基部はスチール製、木部は実物同様、アメリカン・ブラック・ウォルナットを使用しています。ストック取り付けに関して銃本体に加工はしておらず、スプリングハウジングを抜いてストックと入れ替える方式を採用しています。左側のグリップパネルを外し、プラスネジを一本抜くだけで簡単に着脱できます。スプリングハウジング部をストックの固定に利用していますので、思いのほか剛性感が高く、銃を構えた時も全く不安感はありません。ストック基部はブルーイングで染めています。実物に於けるストック着脱用のノブ付きネジ(カスタムメイド)はダミーですが、基部と木部の固定に寄与しています。木部の仕上げは漆(うるし)です。トイガン用のストックとしては完全にオーバースペックですが、漆は高い耐水性と耐薬品性を備えた完璧な塗料で、木部の仕上げとしては最高峰と言って良いと思います。オイルでメンテナンスも可能です。
ガスガンではなく、敢えてエアコッキングガンを選択したのは、気温に左右されず、常に安定した初速と弾道が得られるからです。東京マルイのエアコッキングハンドガンは精密射撃に使用できるほど性能が高く、ストックを取り付ける事で最大限ポテンシャルを引き出せると思います。また、エアコッキングガンは価格が安いので、故障しても気軽に買い直せるのも魅力です。バレルとストックを載せ替えて永続的に使用可能です。
個人的な観賞用に製作したもので、実使用はしていません。総発射弾数は、初速と弾道の確認に2〜3マガジン程度です。
《ご注意》
※18歳以上対象商品です。
※大変威圧感のある外観に仕上がっておりますので、ご自宅や専用のレンジ、フィールド以外で使用しない事をお約束頂ける方のみご入札下さい。
※購入意思のない方の入札はご遠慮下さい。
ヤマト運輸での発送を予定しております。送料は全国一律無料です(ストックは分離した状態で発送させて頂く予定です)。