【詳細】
初版setレイモンド・チャンドラー チャンドラー短篇全集 ハヤカワ文庫
短篇全集1 キラー・イン・ザ・レイン2007年9月15日初版 早川書房発行 帯付
短篇全集2トライ・ザ・ガール 2007年10月15日初版 早川書房発行 新刊案内完備
短篇全集3レイディ・イン・ザ・レイク2007年11月15日初版 早川書房発行 帯付 新刊案内完備
短篇全集4トラブル・イズ・マイ・ビジネス2007年12月15日初版 早川書房発行 帯付
1巻
村上春樹の『ロング・グッドバイ』の新訳刊行を機に、再評価の気運が高まるレイモンド・チャンドラー。その全中短篇を、当代一流の翻訳者による新訳でお届けするのが「チャンドラー短篇全集」(全4巻)だ。第1巻には、1933年の記念すべきデビュー作「ゆすり屋は撃たない」、『大いなる眠り』の原型となった表題作をはじめ、「スマートアレック・キル」「フィンガー・マン」「ネヴァダ・ガス」「スペインの血」の6篇を収録。解説/木村二郎、巻末エッセイ/原尞
2巻
すべて当代一流の翻訳者による新訳で、チャンドラーの全中短篇を発表年代順に収録する画期的全集の第2巻。本書には1936年から37年にかけて発表された7篇を収録する。『さらば愛しき女よ』の原型となった表題作と「犬が好きだった男」、『大いなる眠り』に組み入れられた「カーテン」を長篇版と比較するのも一興だろう。また、のちに主人公がフィリップ・マーロウに変更された「金魚」も見逃せない。巻末エッセイ/馬場康夫
3巻
本書には、レイモンド・チャンドラーが1938年から39年前半にかけて発表した五篇の中短編が収められている。表題作「レイディ・イン・ザ・レイク」は、長篇『湖中の女』の原型となったもの。「ベイシティ・ブルース」もまた、同長篇に組み入れられた。「赤い風」はのちに主人公がフィリップ・マーロウに書き換えられたバージョンでお届けする。伝説のヒーロー誕生前夜の熱気を伝える画期的全集第3巻。
4巻
本書にはチャンドラーが1939年後半以降に発表した8篇の短篇と2篇のエッセイが収録されている。「マーロウ最後の事件」は、初出時からフィリップ・マーロウを主人公にした唯一の短篇。これまで「簡単な殺人法」として知られてきたエッセイは「むだのない殺しの美学」という的を射たタイトルを得て生まれ変わった。すべて新訳でチャンドラーの全短篇を年代順に網羅する画期的全集、ここに完結。
レイモンドチャンドラー
1888年シカゴ生まれ。母についてイギリスへ渡、1912年アメリカへ戻り、職業を経たのち、1933年にパルプ雑誌ブラック・マスクに寄稿した短篇ゆすり屋は撃たないで作家デビュー。1939年には処女長篇大いなる眠りを発表。主人公、私立探偵フィリップ・マーロウは、永遠のアイコンとなった。1953年に発表したロング・グッドバイで、アメリカ探偵作家クラブMWA賞の最優秀長篇賞を受賞1959年没
【状態】
経年劣化により焼け、シミ、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。