大電流を高速でスイッチングする回路では、スナバコンデンサの付加が必要になります。
スナバコンデンサとは、電気配線の寄生インダクタンスを低減する目的で、
大電流スイッチングノードに接続するコンデンサです。寄生インダクタンスは、スイッチオフ時
(電流の遮断時)に大きなサージを発生させ部品の定格を超える場合は、最悪破壊に至る恐れがあります。
ニッケミは高信頼の電解コンデンサの生産では有名な会社です。
本件出品のコンデンサーの正式型名は、SAN3A304JS1 です。
±10%品です。本体の大きさは、W58mmxD32mmxH38mm です。
コンデンサに蓄えられるエネルギーは、耐圧の2乗に比例するためこのような大型になります。
重量は、約150gあります。
型名表示面の「SH CAP」は、Self Healing(自己回復)の略で、
金属薄膜で短絡故障が発生した場合、その部分の発熱により、薄膜が蒸発し機能復旧します。
スナバ用途では、インダクタンス、レジスタンス成分を極限まで下げる必要があります。
この電極の構造は、一つの解だと思われます。
なお、このコンデンサにには極性はありませんので、ACでも使えます。
ACで使う場合は、ルート2で割って700V以下で使って下さい。
また、安全重要コンデンサは当然難燃性のケースに入っている必要があります。
但し、大箱バラ入れで保存状態が良くなく、あたり傷がたくさんあります。
ご希望により、複数組も可能です。
発送は定形外郵便で行い、発送後、発送時刻と場所をお知らせいたします。