【1970年代最高年】
「ジョヴァンニ・スカナヴィーノ」は、日本で目にすることが出来ないであろう超絶レアな生産者。
古酒のバローロには非常に定評があります。
イタリアワイン最高位D.O.C.G. に昇格前のD.O.C時代の希少なバローロは、コンディションも抜群に良く、
極めて貴重な1本となります。
イタリア最北部の山岳地帯に位置するピエモンテ州。 「山の麓」を意味する同州は、北はスイスに西はフランスに国境を接して、
その険しい山々の麓からワインや乳製品、ジビエそして白トリュフが採れる
「食材の宝庫」。
人口が少ない州にも関わらず、星付レストランが多い
「美食の郷」
としてもたいへん有名です。
そのピエモンテは、トスカーナ同様にイタリア高級ワインを生み出す銘醸地。
バローロ以外にも、バルベラ、ドルチェット、コルテーゼ等、単一品種を使用したワインが数多く、
ブルゴーニュに近いワイン文化を持ちます。
その中にあって「バローロ」は、フランスにおけるボルドー格付け第一級やブルゴーニュ・グラン・クリュ同様に、
イタリア最高級赤ワインの象徴的存在。
長期熟成に耐え得る重厚かつ深遠なその味わいのワインを人は、
「王のワイン」「ワインの王」
と称します。世界中の誰もがその偉大さを認め、また憧れる最上級イタリアワイン、それこそがバローロなのです。
使用品種は、イタリアでもっとも高貴な黒ブドウ「ネッビオーロ」。
色は淡くタンニンと酸が豊かな特徴を持ちます。
バローロの規定では、このネッビオーロを最低3年間(うち2年間は木樽)熟成させることが法律で定められます。
こうしてネッビオーロの持つ力強さ、厳格さ、深遠さが見事に表現されたバローロが産まれるのです。
近年では、ブルゴーニュに習い単一畑のブドウのみを用い、畑ごとの個性を表現する
「クリュ・バローロ」というスタイルも確立されるなど、より地理的要因に注目が集まるようになってきています。
ワインは、花束のような豊かなアロマと旨み溢れる奥ゆかしい味わい。
しっかりとした酸と豊富なタンニンはブルゴーニュの偉大なグラン・クリュを連想させて、
ピノノワール・ラヴァーにも楽しんで頂ける力強くも非常にエレガントなワインです。
ジョヴァンニ・スカナヴィーノのワインのスタイルは、大樽のスロヴェニアン・オークによる熟成や長期間のマセラシオンによる「伝統派」。
タンニンが強く堅固な「長期熟成」が前提のクラシカルなバローロです。
ゆっくりと時間をかけて熟成し、数十年かけて最良のポテンシャルを発揮していきます。
素晴らしいコクとアルコールの凝縮感、バローロに欠くことのできないタンニンといった全ての特徴を兼ね備えています。
ヴィンテージチャートを探すのが困難な1970年ですが、
実は 超が付くほど優れたピエモンテにおける戦後最高と讃えられた1971年と並ぶ
70年代最高の年のバローロです。
熟成は既に56年。葉巻、なめし革、バラのかぐわしい香りを余韻に長く放ちます。
またその味わいには、赤身肉やジビエ、ピエモンテ産ハードチーズ等、イタリアの山岳地帯の料理と抜群の相性を奏でます。
フランスワインが、近年軒並み価格高騰する中でも、バローロはそのクオリティに反してまだまだ価格は安定しています。
『Vinum Vita Est (ワインそれこそが人生)』。
ひたすらに真摯なワイン造りを守り続けているバローロ生産者の努力の結晶です。