今となってはとても貴重なフェデラーモデルの「WILSON PRO STAFF RF97」を出品します。
フェデラーがフェイスサイズ90インチのラケットから97インチのラケットに初めて移行した時の記念
すべくラケットで、フェデラーモデルのRFは重量がとても重くてさすがプロスペックと思いました。
フェデラー自身が関わった開発秘話として、90平方インチ、93平方インチ、95平方インチ、98平方インチ、
100平方インチ、グロメットホールをダブルホールにする、パワーホールにする、パラレルドリルにするなど、
あらゆる可能性を探り、127本もの試作ラケットを打ったそうです。
結果、好ましいと判断したのが、ダブルホールなどの機能を使わない95~98平方インチのフェイス面で
そこから最終的に生まれたのが、自身のイニシャルを冠した「Pro Staff RF97 Autograph」
(レッドとブラックを基調にしたコスメのもの)である本ラケットです。
・フェイスサイズは90平方インチ→97平方インチに拡大
・フレームはラウンドとボックス双方の特徴を採用した50/50ジオメトリー
・フレーム厚は17mm→21.5mm、バランスポイントは305mm→310mm
・PWS(周辺荷重機構)は薄く小さい形状
これまでのPro Staffらしい打球感、打ち味を残しながらも、パワーアップを図ることにしたそうです。
これがフェデラーのテニスを新たな境地に導き、同モデルを使用した2014年、ツアー6勝に加えて
、ウィンブルドン、USオープン、ツアー最終戦で準優勝するなど復活ののろしを上げたのです。
97インチとフェイスが大きくなってフェデラーの新たな殺技「SABR(セイバー)」が生まれました。
フェデラーが引退後に共同で開発に関わったとされるRF01は、あまりにプロスタッフとかけ離れていて
商業的匂いがプンプンするデザインもなんだかなあと思えるラケットでかつ高価なため、フェデラーが
復活を真に願って開発した97サイズの初号機である今回のラケットは、とても貴重なものだと思います。
(pro staffも 使いこなす人が減ったせいか途中からRFスペックがなくなりました)
フェデラーも引退して、記念に残しておこうかと思っていましたが、ラケットの本数が増えてきたので、
プレステージクラシック系を残す事にして、出品する事にしました。
(何度か使用するもやはりRFスペックは自分の体力的に厳しいです)
傷も目立つ箇所は画像3,8,10でわかるフェイス面の11時のところの傷ぐらいで、それ以外はあまり
目立たないので、コレクションにしても良いですし、このスペックを使える人は、フェデラー気分
に浸るのも良いですよ。
画像の通り状態は良いほうだと思いますが、使用品であることを十分にご理解・ご納得の上入札頂き、
落札後のキャンセル・クレーム・返品はかたくお断りします。
フェイス:97
グリップ:2(4-1/4)
重量:約355グラム(画像の状態)