いずれも発行年月日不明。色味とクオリティを除けば、描かれている内容はほぼ同一です。分かりやすい違いは、左下の発行者名。一方は「植山弥平」であり、もう一方は「植山弥平治」となっております。代替わりによるものなのか、改名なのか、理由は不明です。
「日光御山之絵図」で検索をかけると、本品とほぼ同一の絵図が多くヒットします。
その中の1つ、某古典籍書誌データベースによると、元禄年間に「植山弥平次正利」が本品と同名の一枚刷を版行し、以降絵図を専売したそうです。
また、某古地図コレクションによる解説には、左下欄外の文字が「此絵図外ヨリ売出し不申候」であるとあります。
この専売がいつまで続いたのか不明ですが、概ね江戸期、遅くとも明治初期頃までの発行ではないかと推察しております。
「弥平治」側の絵図の方が明らかに荒く、手色彩の適当さが目につきます。また、その筆使いから、付属のタトウ袋はこの「弥平治」のものであろうと思われます。
なお、本図中央やや右下の石鳥居の前、および絵図右下の橋の手前にそれぞれ人が2人描かれております。上記某古地図コレクションの解説にて、「後から購入者が自分たちを表そうと書き入れた可能性」があると書かれておりますが、いずれにも描かれていることを考えると購入者による書き入れは考えにくいのではないでしょうか。ただ、人の向きが異なるなど、細かな差異は見られます。
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