【アイテム説明】
牛の角(horn)製の薄板を、シルクのリボンで繋げたブリゼ式の扇子で、
1800年初頭のイギリス、またはフランス製の扇子です。
ブレードの先端が、ネオゴシック建築/Gothic Revival Architectureの
小尖塔の様に細く尖っているので「ゴシック・リヴァイヴァルの扇子」と
呼ばれています。
イギリスでは、ジョージ4世が病気の父(ジョージ3世)の摂政として
統治していた時期にあたるため、
「リージェンシー(摂政皇太子)・スタイルの扇子」と言われます。
(フランスではナポレオン1世の頃なのでエンパイヤ(アンピール)スタイル、
ドイツ方面ではビーダーマイヤーです)
(こちらの記事も参照下さい。)
1象牙のブリゼ(1800年代初頭)
<a href="http://gracefulantiques.blog51.fc2.com/blog-entry-600.html" target="_blank" title="象牙のブリゼ">象牙のブリゼ</a>
2ホーンのブリゼ(1800年代初頭)
<a href="http://gracefulantiques.blog51.fc2.com/blog-entry-530.html" target="_blank" title="ホーンのブリゼ">ホーンのブリゼ</a>
3セルロイドのブリゼ(1900年前後)
<a href="http://gracefulantiques.blog51.fc2.com/blog-entry-316.html" target="_blank" title="セルロイド">セルロイドのブリゼ</a>
この時期のブリゼ扇子の素材には、ホーン以外にも、
象牙、鼈甲、木、アンバー、ボーンなどが有りますが(セルロイドはまだ未開発)
フランス革命直後の扇子なので、
特別な扇子以外、装飾はシンプルで、
当時のストンとしたドレスに合わせた、
広げた幅30センチ未満の小さな扇子がほとんどです。
そして、幅が数センチしかない、手のひらの中に全部隠れるくらい
小さな扇子もあり、子供用扇子やセールスマンサンプラーと
混同されるミニ扇子も中にはありました。
扇子面の絵は、
ブルボン王朝を思い出させるロココな貴族男女は
絶対に登場せず、
花や花綱模様か、マルカジットの象嵌か、
素朴な風景画が多いです。
アイテム230のメインの絵は、花絵でもなく風景でもなく、
古代風の壺と小鳥の絵が珍しいので入手しました。
少しエキゾチックな、サフランのように黄色く染めたホーンのブレードに、
花と果物が生けられたギリシャ・ローマ風の壺、
そのまわりに戯れる白い小鳥、
というデザインが、イタリア風で、
18世紀初頭の人達の、古代世界への憧れを表わしていると思います。
壺の、鉱物をすり潰して得られた顔料で描いたような、
素晴らしいブルーも、気に入っています。
ブレードの先端にパーツの欠損があったり(画像)、
タンパク質の宿命で、虫食い箇所が有ったりしますし、
グワッシュにも、剥がれや汚れが見られますが、
年代を考えると、かなり良い保存状態だと思います。
200年以上前の大変古い扇子です。
小さいのでドールのお持たせにもいかがでしょうか?
【生産国と年代、おおまかなスタイル】
・イギリスかフランス(イギリスの可能性が高い)
・1800年初頭(1810-1825年頃)
・ジョージアン、リージェンシー、エンパイヤスタイルetc
【サイズ(約)】
・親骨の長さ;15.4
・広げた時の最大幅;26.4
【マテリアル】
・染めたホーン(角)にグワッシュによる手描きの絵
・シルクリボン、ピンとリベットは金属
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