※以前に個人売買で中古購入した際、商品説明とまったく違うギターが来て、辛い経験をしたことがありますので、購入していただく方が同じ思いをしないように、ネガティブな面も分かる範囲で全て正直に書いております。
◇ネガティブポイント
後付けでl.r. baggsのlyricが取り付けられています。
アンプから通常に音は出ますが、少しノイズが多いように感じます。
コンデンサーマイクの仕様上、ある程度は仕方がないのかもしれませんが、配線に少し問題があるのかもしれません。
◇概要
アメリカの製作家、James Goodall氏のハワイ時代の作品です。Goodall Guitarsに問い合わせたところ、2007年製のようです。
CJ(Concert Jumbo)と言われるボディサイズで、日本で言うところのスモールジャンボに近いでしょうか、アメリカのギター情報サイト“Forum”によるともっとも音のバランスがとれており人気のある形です。
モデル名のMhCJCMhですが
Mh・・・マホガニートップ
CJ・・・コンサートジャンボ
C・・・カッタウェイ
Mh・・・マホガニーバックサイド
の意味です。
オールホンジュラスマホガニーで、非常に珍しいモデルです。
Goodall Guitarsからのメールは画像に添付していますので、ご確認ください。
現在、同仕様でオーダーすると価格は$9,200、日本円で約1,400,000円になるそうです。
音色、希少性の両面で所有欲を満たしてくれるギターです。
◇スペック
Body Top ホンジュラスマホガニー
Back & Side ホンジュラスマホガニー
Neck ホンジュラスマホガニー
Fingerboard エボニー
Bridge エボニー
Position アバロンダイアモンド
Binding カーリーコア
Pickguard クリアピックガード
The width at nut 44.5mm
Saddle & Nut Bone
Machine Head GOTOH SGS510
Ameritage hard case
◇音
ホンマホトップということもあり、落ち着きのあるウッディなトーンです。
煌びやかさやゴージャスさはありませんが、とても温かみのある音です。
思いっきり掻き鳴らすというよりは、フィンガーピッキングや柔らかめのピックで優しくストロークすると本当に綺麗な音がします。
◇演奏性
ナット幅は実測で約44.5mm、ネックも細すぎず、太すぎずで、とても握りやすいです。
ネックは現状でほぼストレート。弦高は現状で6弦側で2.2mm、1弦側1.8mm程度になっています。
トラスロッドも緩め、締め方向、両方にしっかり余裕があります。
◇状態
製造後18年経過したギターだとは思えないほどの状態を保っています。
トップ、サイドバックやバインディング部の打コンは一切ありません。
ネックの元起き、ボディトップの膨らみ等、多くの方が心配されるような不具合は一切ありません。
フレットの減りもほとんどありません。
◇付属品
画像の書類一式が付属します。
音色、希少性の面で大変、気に入っていたのですが、今回、別のギターの購入資金に充てるため迷いながらの出品です。
goodall guitars自体がそもそもほとんど日本市場に出回っておらず、現在、円安で市場のgoodall guitarsも高騰しております。
この機会に何卒、ご検討いただけたらと思います。
ご検討よろしくお願いします。
以下に当時の販売店の文面を引用しておきます。ご参考までに、、、
「ハワイ製のジェームス・グッダール!
人気のコンサートジャンボでカッタウェイですが、珍しいオールマホガニーボディ!!
少数ながらも良質なギターを制作するベテランルシアーとして日本でもコアな人気を誇るジェイムス・グッダール氏は、1972年より米カリフォルニアにて製作活動をはじめ、92年にハワイ島カイルア・コナに工房を移転しますが、2010年頃には再びカリフォルニアに拠点を移し、現在でも極少数ながらもギター制作を続けております。
本機は、人気の高いハワイ製作時期のモデルで、ボディスタイルは90年代の終盤より登場したコンサートジャンボのボディスタイルで、ボディサイズが15-7/8インチとドレッドノートと同じぐらいの大きさですがボディの括れが有る為に抱え易く、こちらも人気のグランドコンサートよりも大きめなサイズですので、生鳴りが深く大きな響きを持っております。
モデル名が「MhCJCMh」と長くなっておりますが、こちらはマホガニーボディのコンサートジャンボでカッタウェイ、トップにもマホガニーを用いたモデルと言う事で、オールマホガニーボディという、このボディスタイルでは珍しいウッドマテリアルとなっております。
オールマホガニーと言えどルシアーメイドですので、マホガニー材のセレクトも、木肌の色味が濃く、木目の詰まった良材がセレクトされております。
赤褐色の渋い色味のマホガニーボディに、カーリー杢の出たコア材のバインディング、サウンドホールにはアヴァロンのパーフリング、エボニーのブリッジは適度にシェイビングされた造形美を持ち、ピックガードは控えめにクリアーガードが貼られております。
こちらもコアのバインディングが巻かれたヘッドトップにはエボニーの突き板が貼られ、そこに特徴的なブランドインレイがパールで入り、チューナーにはGotoh510のゴールドでエボニーつまみが搭載されております。
エボニーの指板にはバインディングは無いのですが、アヴァロンのスプリットダイヤモンドのインレイが控えめに主張し、程良く収まっております。
マホガニーボディは、他のブランドですとエントリーモデルに多いウッドマテリアルですが、このモデルでは細かく見ていくと凝った装飾が其処彼処に見てとれて、地味にはならず、かと言って派手すぎず、なかなか絶妙なラインでうまく纏っまったデザインをしており、どことなくモダンな印象を持ちながらも渋い風味で、やはりグッダールのギターは、シンプルながらも他とは違う個性を持った、センスの良いデザインが秀逸です。
ネックグリップは、ナット幅が約44.5mmですが幅広さはそれ程感じない程良く薄いグリップで、ハイポジションに向けてもそれほど太くならず、ストロークでもフィンガーでも弾き易い演奏性の高さを持っております。
サウンドは、このウッドマテリアルから想像するサウンドよりもレンジ感が広く、フィンガーでポロポロ弾いたりすると、意外とメリハリの効いたトーンではありますが、強いストロークでガンっと弾くと、低域が抑えられた軽やかな鳴りで、やはりマホガニーらしい鳴りだと感じるトーンです。
そのままジャカジャカとストロークすると、音の纏まりが良くて扱い易く、中域に芯が有りつつ、絶妙な音の柔らかさを持った素晴らしいサウンドのギターです。
それでいてハワイの楽器に共通するゆったりとリバーブ感のある美しい余韻も有り、このように音が良く万能なオールマホガニーのギターは数少ないと思います。
製造は2007年頃で、こちらはあまり弾かれていなかったのか年式の割には状態が良く、フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネックのコンディションも良好ですのでプレイヤビリティーも問題ございません。
現在は、L.R.Baggs Lyricのピックアップシステムが取り付けられておりますので、エレアコとしても使用する事ができますので、マホバニーのトーンが堪能できる実用的なギターをお探しの方におすすめな一本です!
使用感の少ない美品状態でサウンドも良く、付属のハードケースも「Ameritage Case」が付属するなど、なかなかお買い得な一本で、気になる方は是非お試しください!!」