このクラスの上級機にはカートリッジは付属していませんでしたがみなさんカートリッジ付属をお望みのようです。
そこで即決で購入された方には本機によくマッチするテクニクスEPC-H25カートリッジと希少なDIG CORPORATION製オーディオスタビライザーとテクニクス純正新品ゴムシートをお付けします。EPC-H25カートリッジは希少な元箱+プラスチックケースと取扱説明書など付属品付きです。EPC-H25はT4Pタイプとほとんど同じカートリッジを一般的なタイプにしたような製品です。
針はSL-6などに搭載されてよく見かけるクリアオレンジノブのP24などより上級のテンションワイヤー付き楕円針です。
この針は本体とは別に私が購入したもので中古ですが金属部などに腐食も無く綺麗なので使用時間も短いようです。
音出し確認でもテンションワイヤー付き楕円針らしくハイエンドの伸びた繊細で切れのよい素晴らしい音です。
H25はT4Pではありませんがほぼ同タイプのT4Pは何か安物と思われてしまうでしょう。
これは中級機ですが上級機もいろいろとあったようで特に海外向けには私の知らない機種もたくさんあります。
不思議といえば不思議なのですがT4Pタイプでも本当に素晴らしいカートリッジは問題なく作れたようです。
現在では同じ型番の交換針の入手は難しいですがテクニクスのT4Pタイプの交換針が使えます。
テクニクスのT4Pカートリッジの製造元はナガオカなので現在でもいくつかのT4P針が入手可能です。
さらに即決で購入された方には特典として希少なDIG CORPORATION製オーディオスタビライザーとテクニクス純正新品ゴムシートをお付けします。私は故長岡鉄男氏のファンですが師匠がいつも使われていたスタビライザーは長い事不明でした。http://2001odakun0801.my.coocan.jp/subdtestACCESSORY.html
ここに紹介されているTEACだったかTEICだったがそれらしいです。たぶんDIGも同じ物かと思います。TEICは後のTEACですね。DIGもこの製品くらいしか無かったのでその後はTEACになったのでしょう。ダイキャスト製でしっかりと重いので本機のような強力モーター機向にピッタリです。ただし現行のスタビライザーと比べて僅かに径が大きいのでノブの大きいカートリッジでは当たってしまいます。長岡氏はいつもこれを使っていましたが気にならなかったのでしょうか。いつもレコードを最後まで聴かなかったのでしょう。そこはノブの小さいEPC-H25なら問題ありません。さらに即決で購入された方には現行のテクニクス純正ゴムシートもお付けします。長岡鉄男氏の後継者とされる炭山アキラ氏がブログで絶賛しています。
その後発売された現行のテクニクストップ機種のゴムシートにもそのまま使われているのでテクニクスゴムシートの完成形といえるでしょう。
即決価格は少し高額になりますが絶対に損はさせません。私のお勧めの組み合わせです。この機会にぜひ即決で購入される事をお勧めします。
アナログレコードプレーヤーとしては世界的銘機といえるSL-1200の初号機の上位機になります。
テクニクスが初のDDターンテーブルSP-10を発売した当時のハイエンドオーディオマニアといえば
音源ソースの第一はもちろんアナログレコードでみなさんそのプレーヤーには大変な情熱を持っていました。
当たり前に単売品のフォノモーター(ターンテーブル)とアームを使って自作キャビネットなどに組み込んでいたものです。
本機はそういったマニアの方へ向けた一体型のプレーヤーシステムとして開発された物でしょう。
あるいは業務用途を考慮した物かと思います。ただし、プロといっても現在のDJを指すものではないですね。
単売品を組み合わせて使うようなマニアの方でも納得して使えるような内容を持った製品という事です。
本機はテクニクスのDDプレーヤーシステムの第一号になります。
テクニクスのプレーヤーの中ではこの後の本機を小型化したSL-1200などと比べると大型で、ロングアームも使えるようになっています。
SL-1200にもSL-120というアームレスモデルがありましたが、本機にもSL-110というアームレスモデルがありました。
SL-1200についてですが、一般的によく知られているのはmk2以降の機種になります。復活して現在でも後継機が出ています。
よくSL-1200はDJ用ターンテーブルと誤解されているようですが特ににDJ用という訳ではありません。
本機SL-1100を一般ユーザー用に小型化したものがSL-1200なのです。
mk2以降は確かにDJ用として設計された感はありますが、初代は普通にオーディオ用として開発されました。
たまたま耐久性やDJ用としても使いやすい所に目をつけたDJ達が初代SL-1200を使い始めたのですね。
その後テクニクスはmk2以降をDJ用に設計しましたがピュアオーディオ用として使っても全く問題なく素晴らしい良い音で再生します。
私は初代SL-1200も本機も特に気に入って複数入手しましたが、基本的にモーターも制御回路もアームも同じ物といえます。
SL-1200は小型化して一般向け、拡張性を考えた本機はマニア向けという事ですね。
でも、本機もSL-1200も外付けアームを使ってアームを増やせるなどマニアの方にも自由な使い方ができたのです。
この機種は特に気に入って複数入手。メインシステムにも1台使っていますが本機はその予備として保管していた物です。
本機はキャビネットがアルミダイキャストなどの金属製で、特に手で触れる事の多いアームパネルなどに錆、腐食が発生しやすいようです。
もちろん動作も良好でしたが出品にあたり簡単にメンテナンスしました。
テクニクスのプレーヤーは軸受けの給油が簡単にできるようになっていますが、ローターを外して古い油はふき取り超潤滑性の特別なオイルを注油しました。
テクニクス純正のスピンドルオイルは現在でも手軽に入手できます。今回は元から付属していたオイルをお付けします。
たぶん未使用でしょう。古いオイルは黒く変色していたりするのですがこれは元のままなので使っても大丈夫でしょう。
定期的に1~2滴ほど注していただけばまだまだ末永くお使いいただける事でしょう。
接触不良になりやすい電源、速度切り替えスイッチや速度調整ボリュームは信頼できる接点復活剤を用途によって
複数使い分けてクリーニング。接触不良は無く回転もスムーズに調整できます。
もちろんサービスマニュアルによる調整済なので回転もプラス、マイナスともに適度に合わせられます。
劣化する事の多い脚部インシュレーターのゴムも問題ありません。キャビネットは特殊なクリーニングワックスで仕上げました。
取り外せるアームパネルの腐食も気にならない程度の僅かです。手で触れる事の多いこの部分はよく腐食しているようです。
アームリフターもゆっくりスムーズに下りますが、後の機種とはちょっと違い上がるのもゆっくりです。
ダストカバーはコンパウンドで磨き、特殊なクリーニングワックスで仕上げてとてもクリアーですがダストカバー内側に傷が多いです。
本体は傷などがわずかな美品です。
本機のダストカバーにははじめからヒンジはありません。SL-1200シリーズにはヒンジ無しモデルとオプション設定がありましたが
本機にはありません。実際の再生中にはダストカバー外して使うものです。
ダストカバーにはゴムのクッションが付いているのですがよく無くなっています。本機も付いて無かったので適当なゴムを貼り付けました。
プラッターやアームの金属部分もコンパウンドや金属磨きクロスで磨いてピカピカです。クリーニング済みなので汚れもほとんどありません。
腐食していたり古くて傷の多いこの機種としてはかなり綺麗な美品といえるでしょう。
添付画像をよくご覧になってご検討ください。写真は下手で申し訳ありませんが多めにupしておきました。
この機種はクォーツロックになる前の機種ですので回転が安定しないのではとお気になさる方も居られるかと思いますが
私が多数のプレーヤーを使ったところでは全く問題ないと確信します。
クォーツロックでないと音が変化するとかクォーツの方が音が良いとかはありません。クォーツなら調整がいらないというだけです。
ストロボが安定して止まらないと気にされる方も居られるかと思いますが、ストロボは電源の50Hzまたは60Hzの明滅を利用しているので
目安にすぎません。実際には電源周波数はその地域の電力使用量によっては微妙に変化するのです。
発電所はその変化をできるだけ少なくする努力はしていますがクォーツ並みにする事はできません。
DCサーボモーターですからプラッターの回転数は電源周波数には影響されません。周波数で変化するのはストロボの明滅周期です。
この変化を回転の変化ととらえて頻繁に回転調整をすればボリュームが痛んでしまいます。
ただし、本機のストロボはオプションになっていて現在では大変希少なためほとんど入手できません。
この製品当時はたいていの家庭では蛍光灯を照明に使っていましたが、最近はほとんどLEDかと思います。
LED照明にはインバーターが入っていますのでそのままではストロボは使えません。私の家もLEDなのでダメですね。
こういったストロボの使えない機種では私は自作のネオン球光源かLEDのナツメ球を使います。
100均などの安いナツメ球にはインバーターは入ってなくて直接ACで点くのでその明滅を利用できます。
蛍光灯照明ではない方はここだけはお気お付けください。
オプションのストロボランプはとても希少でなかなか入手できません。回転の調整は現在ではスマホアプリを使用される事をお勧めします。
本機の弟分のSL-1200といえばDJ用と思い込んでいたものですから興味なかったのですが
定評ある物は良いはずと思いまず初代SL-1200や後のmk3など手に入れるとやはり素晴らしい機種と気付かされました。
mk2からは製品としてデザインを含めて完成度は格段に高くなりましたが、プレーヤーの要であるモーターに関しては本機や初代SL-1200の方が上なのです。
本機のモーターは私も憧れだったあの銘機SP-10mk2の物と基本的に同じ構造の20極15スロットなのです。
もちろんドライブ回路はSP-10mk2の方が強力なのでトルクは違います。
SL-1200mk2以降はトルクは増えましたが16極12スロットの簡易型になってしまいました。
付け加えるとテクニクスでいちばん手の込んだ精巧なモーターは初代SP-10の20極60スロット分布巻きになります。
アームは今でこそ無骨で洗練されないように映りますが、かなりしっかり作られた機能的にも優れたアームと思います。
このアームの人気はイマイチですが本機やSL-1200などの上級機向けに特に企画された上級アームです。
中心の黒い部分はプラスチックじゃありません。特にしっかりと作られたダイキャスト製です。
テクニクスは当時も一般的なデザインのアームはありました。本機などの上級機に合わせた上級仕様のアームと思います。
当時のオルトフォン辺りを参考にした物ではないでしょうか
なによりもサブウエイトを使わずに広範囲にバランスがとれるのはとても便利です。
ツマミを引くと簡単に0になるようなワザは後の多くのアームには見られませんね。
その後の軽針圧、軽量カートリッジよりも重めのカートリッジ、シェルにマッチするようですが、軽針圧カートリッジでも全く問題なくトレースします。
そのままでけっこう広範囲カートリッジにマッチしますがテクニクスの現行品のサブウェイトも使用できます。
今回の出品ではとても希少な元箱付きです。かなり傷んではいますがオリジナルの緩衝材も全てあります。
前オーナー様はかなり丁寧に扱われておられたのでしょう。発送サイズは大きいのですが元箱のサイズです。
本機の音ですが、実に明るく力強く音楽的かと思います。とても古い機種ですが別に古めかしい音ではありません。分解能もちゃんとあります。
なによりも実にしっかりした構造のアルミダイキャスト製キャビネットはとても安定した本当に良い音がします。
底部はしっかりダンプしてありますが他はしてないので多少の色づけがあるのかもしれません。その辺りはブチルゴムなどで手を加えるのも良いでしょう。
特に本格的な本機ではアーム交換やプラスアームの追加など本当にマニア向けの使い方ができます。
本体やモーターなどが特に頑丈なのでまだまだこの後も使い続けることができるでしょう。
付属品は純正のゴムシートとEPアダプター、純正RCAケーブルです。EPアダプターは無垢アルミ削り出しの高級品でけっこう高額な物です。
参考に海外版のマニュアルと初代SL-1200の取扱説明書のコピーをお付けします。不鮮明な所はあるかと思いますがご了承ください。
即決で購入された方には上述のテクニクスカートリッジEPC-H25とDIG CORPORATION 製オーディオスタビライザー、テクニクス純正新品ゴムシートをお付けします。
私の特にお勧めの組み合わせになります。