【1】概要
・ジャーマンビンテージオーディオメーカーとして1950~70年に優れた製品を開発販売していたNordmende社の大型フルレンジユニット、P1625を用いたスピーカーシステムのペアです。
・Nordemende社は、最近は音響機器などで日本でも知られるようになりましたが、1950~1970年ころは製品が輸入されていなかったせいか、日本ではあまり知られることはなかった様です。
・非常にレアです。
・出品のユニットはNordemende社の1960年の傑作、Carmen HiFi E18に使用されていたものを慎重に取り外したものです。
・Carmen HiFi E18につきましては画像8および下記URLを参照ください。
https://www.radiomuseum.org/r/nordmende_carmen_hifi.html・このシステムでは、真空管=EL84(6BQ5)あるいは同等出力管のシングルエンドパワーアンプ(約5W)で大きな部屋を満たす音量を得ていました。
・如何に能率が高いかが分かります。
・音を聴いた第一印象は主観ですが「音が前にぐんぐん迫ってきて、JAZZのソロなどは聞いたことのないほどのせり出し感で素晴らしい!」です。
・JAZZに限らず、ソロ楽器が前面にせり出してくるところは見事なものです。
・音が太くたくましい!
・当時としてはワイドレンジの良く音が伸びる音を聴かせてくれます。
・音楽ソースはJAZZもクラシックもOKでご機嫌に鳴ります。
・Nordmende社の歴史につきましては下記を参照ください。
https://www.nordmende.eu/the-brand/history/
【2】ユニット仕様
・型式:Nordemende P1625 (Isophon OEM)
・インピーダンス:4オーム
・口径:160mm×250mm口径
・マグネット:大型馬蹄形アルニコマグネット
・制作年代:1960年頃
・状態:極めて良好
【3】エンクロージャー
・サイズ:幅256mm、高さ366mm、奥行210mm
・型式:後面部分開放型
・材質:天地側が15㎜厚のパイン集成材、バッフルはMDF、裏板は針葉樹系プライウッドです。
・外装:150番、240番ペーパーでサンダー研磨、ワトコのナチュラルオイルと600番ペーパーで繰り返し仕上げ。
・サランネット:黒のジャージネットによる頑丈なサランネットが付属します。
・入力端子:2Pのハーモニカ端子でYラグ、またはケーブルむき出し線が接続可能です。
・バナナプラグ、極太ケーブルなどほとんどのタイプのスピーカー端子が接続可能な金メッキ金属削りだしのアダプターが付属します。
【4】音
・以下は主観ですのでご承知おきください。
・音楽ソースはアコースティック系のクラシックやJAZZが気持ちよく生き生き鳴ります。
・繰り返しになりますが「音が前にぐんぐん迫ってきて、JAZZのソロなどは聞いたことのないほどのせり出し感」があります。
・JAZZに限らず、ソロ楽器が前面にせり出してくるところは見事なものです。
・アートペッパーの大名盤「Art Pepper meets The Rhythm Section」(SACD)のアルトサックスのソロは前面に立体的に現出し、細かい息遣いまで聞こえるようです。
・ポールチェンバースのベースがうなりをあげて迫ります。
・能率は高いので中小出力の真空管アンプにも最適です。
【5】ほか
・スタンドは含みません。
・マンスリーNewsです。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/38243050.html ・PHSTを同梱しますので、さらに広帯域にする場合に活用ください。
・画像9はアンプダイレクト時の特性で、中高音に力のある典型的なジャーマンビンテージサウンドが楽しめます。
・画像10はPHST適用時です。全体の平坦な特性になっています。
・効果につきましては下記を参照ください。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_439611.html