
自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
日教組 森口朗
日教組とは何か?生徒の学力低下に荷担したと糾弾され、先生の指導力低下を放置したと非難され、挙げ句には日本をダメにした元凶とまで名指しされてきた。そして今、民主党政権の誕生によって再び注目されている。が、実態は意外と知られていない。GHQ指令下、文部省によって作られ、かつては校長以下九割以上の先生が加入していた組織の歴史をたどりながら、その思想、所業、暗部、すべてを丸裸にする。
目次
序章 ある平凡な日教組教員の日常
第1章 「日教組」の誕生(すべては「新教育指針」から;「押し付け=悪」の原点 ほか)
第2章 「教団」としての日教組(なぜ教師が「聖職者」なのか;戦後民主主義の布教者 ほか)
第3章 「ムラ」としての日教組(校長も教頭も加入していた;勤務評定を拒否した校長たち ほか)
第4章 「戦犯」としての日教組(「日教組が日本の教育をダメにした」という神話;とにかく批判されつづけた ほか)
第5章 日教組とのつき合い方(なぜ民主党は日教組の言いなりなのか;正常化を装う日教組 ほか)
レビューより
教員の管理労働強化で日本の教育は滅びそうです。どうしてここまで教員は叩かれたのか、それは日教組という癌を潰すために抗ガン剤を飲み今その副作用に苦しみ普通の教員までも退治されてしまったためです。
現状の日教組は最後にまとめられています。 「長期低落傾向にありながら、統制がとれず、古い左翼思想から脱却できずに苦悩している雑多な教師集団」 本書はまず冒頭で、日教組に加入しているのは普通の教師が大半であることが指摘されています。 逆説的ですが、日教組の加入率が高い地区ほど、普通の教師が多数加入しているので、むしろ普通の教育がなされているようです
日教組。現在、組織率は3割以下。本来は戦後の新政府によって組織。段々と共産化しいく。。勤務評定以降、今の ポジションに落ち着く。
過去の日教組の活動の恐ろしさといったらね・・・でも、イデオロギー対立の終焉、つまり「大きな物語の凋落」以後は沈静化している模様。恐ろしいな。なんでこんなに極端な思想になってしまうのか。理解に苦しむ・・・・・・
日教組の功罪の解説。軍隊や警察を目の敵にしたり、左翼活動したりしていたのは事実だが、現在は加入率がかなり下がっていて、影響力が小さくなっている。現在の教師の長時間労働については日教組が原因となる所が大きいと思っていたが実際かなり影響を及ぼしている様に感じた。