1945年神奈川県生まれ、無所属、東京芸術大学大学院修了、1971年シェル芸術賞1等賞授賞、1972年新鋭選抜展1等賞、1988年日本画の裸婦展（埼玉県立近代美術館）、1991年中野嘉之と二人展（大三島美術館）、1995年林潤一と二人展（上野松坂屋）、百貨店を中心に個展多数、シェル芸術賞での一等賞を受賞以来、現在に至るまで精力的に様々な展覧会で作品を発表し続け、高い評価を得ている、モチーフは舞妓と四季折々の花を描いた作品が代表的

青山は、日本画の技術を駆使し、舞妓や四季折々の花をテーマにした作品で知られています。また、1988年には埼玉県立近代美術館で開催された「日本画の裸婦展」に参加し、独特の美学を表現する作品を発表しました。林潤一や中野嘉之との二人展も開催されており、画家としての評価は高く、多くの観客を魅了しています。

青山亘幹「裸婦」日本画 50号 大作 金箔・金泥仕様 絹本 共シール
本作品「裸婦」は、圧倒的な存在感と繊細な美が調和した日本画の傑作です。本作品は、背景に金箔の輝きが広がり、日本の伝統的な和柄が施された布や衣装が画面を彩る中、女性の柔らかで優雅な裸身が描かれています。 背中を見せる控えめなポーズの女性像は、静謐さと品格を漂わせ、肌の質感や布のドレープは驚くほど丁寧に描き込まれています。特に、背景の蝶をモチーフとした装飾や、鮮やかな色彩の和柄は、日本の伝統美と現代的な感性を見事に融合させています。この大きなキャンバスの中で、光と影の絶妙な対比が生命の輝きと儚さを暗示し、観る者を深く引き込む力を持っています。

青山亘幹は、日本画家として舞妓や四季折々の花を描いた作品で知られ、シェル芸術賞や新鋭選抜展などで高く評価されてきました。50号という貴重なサイズで描かれた本作は、彼の代表的な技法と情熱が込められた一枚であり、観る者に日本画の持つ繊細な美しさと圧倒的な迫力を伝えます。展示空間を支配する大作として、美術愛好家や鑑賞者に深い感銘を与える作品です。