2019年 中国発行 ハート型 パンダ銀メダル ヴァレンタイン記念 NGC PF70UC 特殊レッドリボンラベルのご案内になります。
文字数に上限がある中ですが、このコインについてどうしてもお伝えしたい事が三つあります。
まずは列挙してみます。
1・この個体は純銀製です。かなり間違われての取引が見受けられますのでご注意ください。
2・全てがスペシャル級に愛くるしいです。スラブラベルまでハートを描くリボンモチーフの特別仕様です。
3・パンダをコインに採用した中国の着目点は素晴らしです。中国製ですが中国臭を完璧に消しています。日本人万人にウケる中国製品をコインの他に私は知りません。
これだけで、ピンと来ちゃったお客様はもう入札にお進みいただいても大丈夫です。
ではそれぞれ詳細を書いてみます。
順番前後しますが、、、
「パンダをコインのモチーフにした中国の着目点は素晴らしい」から進めてみます。
プルーフ貨は光沢部分が黒く見えます。特に写真を撮るとより一層黒が濃く見えます。
皆さんご存知の事実ですね。初心者の方が「このコインはなんで黒いの?」とおっしゃる部分です。輝きがありすぎて反射しての黒ですね。
正確には反射する色(物)によって変わります。
例えばスマホで撮影する場合、スマホの色が赤ならば赤っぽく、青ならば多っぽく反射して色づいて写ります。
反対に輝きのない部分(←語弊なく伝わると良いのですが)は白くなります。
厳密には銀色(銀貨の場合)ですが、光が乱反射する表面状態なので白く写ります。
ほとんどの方がお分かりの事かと思いますが、全く分からない初心者様のために記載しておきますね。
さて、この事実を完璧なまでに使い切ったのがパンダ銀貨だと私は思っています。
パンダですからね。言わずもがなです。白黒です。体表に他の色を持たない動物です。
このパンダをプルーフコインで表現する場合に色付けの必要がありません。
コインのベースをプルーフにして、パンダの黒い部分をプルーフ仕上げにするだけです。
それだけでコインの中にパンダが浮かび上がってきます。
しかもパンダは世界的な人気者です。
WWF(世界自然保護基金)のシンボルマークにさえ採用されています。
日本での代表格は上野動物園のパンダでしょうか?
パンダを見るためには常に行列に並ばなければなりません。常に大人気です。
ちなみに僕はパンダが嫌いと言う人にただの一人も出会った事がありません。
会った事ありますか?ないと思います。
パンダは嫌う理由が見つからないぐらいの可愛さレベルですから。
そんなパンダは中国にしか生息していません。中国を代表する動物です。
ここに目をつけた中国さん凄いです。
1982年から通称「パンダコイン」の発行を始めます。
これが圧倒的なまでに大人気となります。
しかも世界中で人気となります。
翌年からはパンダがメインモチーフなのは変わりないもののデザインを変えます。
毎年毎年変えています。発行から今までズーッと違うデザインで発行されています。
しかもコインです。毎年限定生産です。枚数に限りがあります。
同一デザインのない一年限りの限定販売品にしてしまいました。
パンダの可愛さの上に高いコレクション性も持たせてしまったんです。
これ本当にすごい事実です。
中国のパンダコインは地金型に分類して良いかと思います。というか一般的に地金型と呼ばれる事がほとんどです。
地金型の有名どころとして、、、
カナダのメイプル、オーストリアのウィーン、オーストラリアのカンガルーを挙げてみます。
分かりますよね?どれも地金価格に連動するだけで、ほとんど年度によっての価格差がありません。
国によって高価になる特殊年号はありますし、アメリカのイーグル貨や、イギリスのブリタニア貨は年度による大きな差も認められますが、一般的に「地金型コイン」には年度による価格差があまりないです。
この壁を中国は打ち破っています。
パンダコインのコレクティブル性の高さで完璧なまでに打破しました。
パンダコインには年度による大きな価格差が明らかに存在します。
当店のお客様で「パンダ銀貨を最高鑑定で、できればFDIで揃えたい」と言う方がいらっしゃってお手伝いしているのですが、
まだ全ては揃っていらっしゃいません。
高値とかではなく、市場に出てこないんです。
○○年のパンダコイン、××年のパンダコイン、、、複数年度がまだ揃えられません。
たった42枚です。たった42年前から発行が始まった比較的歴史の浅いコインです。
なのにパーフェクトコンプリートは困難です。
これが中国がパンダコインの発行によって作り上げてしまった事実です。
世界的にかなり凄いことをやったよなぁ・・・と私は思っています。
日本でもやれば良いのに…とも思いますが、いかんせん白と黒だけの動物がほとんどいません。
丹頂鶴あたりどうかな?と思います。頭の赤部分だけ無視すれば白黒のみでの表現が可能かと思います。
日本を代表する鳥の一種だとも思うのでアリな作戦だとは思いますが、、、
いかんせん鳥なので表情に乏しいです。哺乳類のパンダには表情表現において勝てません。
日本人の一人として物凄く悔しいんですけどね。
パンダの圧倒的な表情の豊かさを超える動物が日本にいません。悔しいです!(笑)
続いて「この個体は純銀製」にあることに関してですが、、、
ここはそんなにボリューム不要で説明できるかな?と思います。
このコインと同じ図柄の金色バージョンの取引がヤフオク上では結構盛んです。頻繁に登場し落札されています。
ただしこの金色バージョンはブラス製です。真鍮製です。
素材としては無価値に近いです。
厳密には数十円とか数百円レベルで買い取る業者さんもいると思いますが、
「真鍮取引市場」は無いと考えていただいても問題ありません。少なくとも一般人が投資目的で売り買いする対象に真鍮はなり得ません。
それに対しこのコインは.999の純銀製です。
ご存知の通り「銀の取引市場」は世界中にあります。
今日2024/08/28時点での日本の銀の取引価格は150円強です。
このコインは25gなので、25×150円とするだけです。
これがデザインなど全て無視したこのコインの「素材だけの価値」です。溶解して銀の塊にしてもこの価格で買い取ってもらう事ができます。
市場価格なので日々お値段は動きますが、ゼロ円になる事は絶対にありません。
と言うか、これ今計算したら重量が十分にあるので、素材だけでそれなりのお値段ですね(^^;;
ちなみに真鍮製のこの図柄のコインの直近の落札履歴は「15,000円」です。
素材部分無担保でもこの値段が付いてしまいます。
もちろんコインの価値は素材だけでは決まりません。
銀貨なのに金貨の数百倍するコインはいくつも存在します。
ここはコレクターさんの好みによって価値が動くのですが、、、
真鍮でこのお値段…そこから紐解くと純銀製のこの個体の価値観が見えてくるかもしれませんね。
さてさて、最後になってしまいましたが、
「このコインの愛くるしさ」に関してです。
これはもう見た目一発ですね。
ハート型の中に可愛いパンダのカップルです。
見つめ合っています。ラブリーです。
裏側は天使です。弓矢を持った愛のキューピットです。
天使さんラブリーです。
スラブのラベルにも注目です。
海外では「レッドラベル」と表現される事が多いラベルです。
赤いリボンをメインモチーフに、そのリボンがハート型を描いています。
スラブまでラブリーです。
かなり余談ですが、男性のお客様はこれ持ってキャバクラでも行ってみてください。
「さっきそこで買ったんだけどさぁ」とか言って見せるだけでOKです。
「なにぃこれぇ!超かわいいんですけどぉ!なんなら欲しいんですけどぉ!」とか言われまくれます。
男性コインコレクター垂涎の瞬間を迎えることさえ可能です(笑)
もう一つ余談をしてしまうと…このコインかなり「映え」ます。
撮影してLINEやインスタのプロフ写真とかにしておきます。
「SNSはあまり得意ではないんですよ…」とか言いながら、インスタのアカウント交換とかしてみてください。
女性からの反応が激烈に良いです。
特に頻繁にインスタに投稿する必要はありません。プロフ写真にしておくだけでOKです。好反応過ぎて嬉しいレベルです。
個人の裏アカウントをそうしてある私の実体験なので間違いありません(笑)
分かりにくいかと思いますが、このコインのパンダ側はホログラム処理になっています。
コインそのものの状態を確実にお伝えするには、この角度からの光線しかありませんでしたが、
少しズラすと虹色に輝きます。
ここもテクニック次第では「映える」ポイントです。
撮影して設定したらあとはモテるだけです(笑)
女性のお客様はコイン好きの男性へのプレゼントなどにいかがでしょう?
きっと喜んでくれるはずです。
もちろんご自身で、可愛いコインを眺めて悦に入るのも良いと思います。
ここまでハッピーな気持ちにさせてくれるコインはそう多くは存在しないので、、、
ではでは、本日も沢山のご入札、心よりお待ちしております。
※鑑定枚数詳細に関してはこちらでご確認いただけます。