栗本薫「白銀の神話 魔界水滸伝外伝 本能寺の巻」(文庫)です。カバー、口絵は永井豪です。
安土の城が完成して六年。家臣として仕えてきた魔物たちを集めて、おのれの時代の終わりを告げた信長は、
天正十年五月二十九日、いよいよ上洛の日を迎える―。
蘭丸は“死”という避けられぬ運命を知りながら、末期のときまで信長を全霊をあげて慕い、ついに炎のなかで果ててゆく。
そして「信長」―北斗多一郎は、まごうかたなき蘭丸への愛を抱きながら仮生を脱き捨て、
戦国の世から時空の彼方へ解き放たれてゆくのだった…。
現代の語り部が贈る異形の歴史絵巻、堂々の完結編。
角川文庫:定価500円。
栗本薫:別名に中島梓。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。
1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。
小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。
ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成したが、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。
著書は『弦の聖域』、『魔界水滸伝』、『真夜中の天使』など、400冊を超える。
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