1968年生まれ、米国はカリフォルニア州出身のヴォーカリストで、そのキャリアの最初期にはオルタナティヴメタル系の元祖とも言えるフェイスノーモアのリードヴォーカリストを務めた事で知られた、一般的にはメタル方面の人という認識が強いマイクパットンのソロ名義作としての第二作目。リリースはジョンゾーンのTzadikから97年のリリース。そんなメタル云々なんて先入観で本作に接すると、あまりの音像の違いにCDの中身が間違えてんじゃないか?って盤面確認したり、異次元に吹き飛ばされること請け合いで、ここにはフェイスノーモアも何もあったものではなく、では何かと言えば、マイクパットンご自身の声、例えばゲホゲホ、ゴボゴボ、キャー!!なんていうオノマトペをも駆使し、さらに絶叫ヴォイスを適時暴発させながらアンサンブルの中心となって展開させていくといった役割。では全体の音楽性としてはどのような?って事で、前作に於いては上記のオノマトペ発声を音ネタに、これを後にヴォイスコラージュのようにモンタージュ構成していくといった、ある種のミュージックコンクレート的な内容だったのに対して、本作では意外にも現代音楽的なアンサンブルを彷彿とさせる生演奏にマイクパットンの発声とこれまたミュージックコンクレート的な手法で、事前に用意された様々な音響ネタをリアルタイムプロセッシングでこの生演奏と並走させていくといった内容(参加メンバーなどは以下に参照のこと)。この手法はアヴァンギャルドロック枠に於いてはチャールズヘイワードのディスヒートやクリスカトラーのカシーバーで既にお馴染みの音響テクスチャーで、現代音楽枠に於いても枚挙にいとまがないほどのパターンだったほど。ただし本作の場合はアヴァンギャルドジャズ経由のフリーインプロヴィゼーションからのエッセンスも見事に加えられているのは、よりスポンティニアスな展開の妙が目論まれてもいる結果というのか、先の読めない音のハプニングが連続していくような非常に面白い内容。という訳でいったいどうやったらヘヴィメタルからこのような生演奏モンタージュへ変遷しちゃったのか?なんて事は脇に於いといても、元々の資質としてマイクパットンの中では普通の感覚だったのかもしれず、ここからジョンゾーンとイクエモリとマイクパットンで結成した究極のライブプロセッシング電磁ノイズコラージュバンド、Hemophilliacへも繋がっていくというのがよく理解できるというのも本作の重要なポイント。因みにジャケットがコレってご存じルイージルッソロのイントナルモーリだけれども、特にこの楽器を使っている箇所は無いので、恐らくはアンサンブルの音のイメージとしてコレの響きがアイデアの源泉としてあったのかは興味深いところ。 MIKE PATTON-adult themes for voice(tzadik)
Alto Saxophone -john zorn
Cello -erik friedlander
Guitar -marc ribot
Voice Sound Effects-mike patton
コンディション:★盤は中古盤として並品(軽いキズ、スレがあります。音トビ無し、再生に影響無し)、ジャケットは中古盤として並品(目だたない程度のスレ、キズ、経年のヨレがあります。端にツメの噛み跡あり)、プラケースは中古盤として並品(スレ、キズが散見されます、ヒビ割れがある場合もあります)★プラケースは経済的理由により新品に交換できません。予め消耗品としてお考えいただけますと幸いです★その他詳しいコンディションにつきましてはご入札前にご質問欄からお問合せください。あくまで中古盤という性質上、完璧なコンディションをお求めの場合はご入札をお控えくださいますよう、よろしくお願いいたします★
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