专业雅虎代拍，雅虎拍卖），日本代拍，日拍，日购，yahoo代拍,，转运,代收包裹,日本购物网(www.gouwujp.com -- 日本推理作家協会★江戸川乱歩賞全集１４★　講談社文庫

★商品説明★

日本推理作家協会編　「江戸川乱歩賞全集１４」　講談社文庫

　　　　　　「黄金流砂　＆　焦茶色のパステル」　　　２００２年　　９月　文庫初版
　　　　　　定価　　　　１１９０円＋税　　８２０頁

★著者略歴★

　中津文彦。１９４１年岩手県一関生まれ。学習院大学卒業。岩手日報社で報道記者として活躍し、１９８２年「黄金流砂」で第２８回江戸川乱歩賞受賞。その後著述に専念。歴史ミステリーが有名。
　岡島二人。徳山諄一（１９４３～）と井上泉（１９５０～）の共作筆名。ペンネームの由来は”おかしな二人”から。最初は二人の遊びに過ぎなかったが、乱歩賞を取って作家になろうと決意する。３度目の挑戦で１９８２年”焦茶色のパステル”で第２８回江戸川乱歩賞を受賞。１９８６年「チョコレートゲーム」で第３９回日本推理作家協会賞、１９８９年「９９％の誘拐」で第１０回吉川英治文学新人賞を受賞。徳山がトリック、井上が構成を考え二人で協議しながら作品を仕上げるが、原稿は井上が仕上げる。受賞後執筆が忙しくなり、二人で協議する時間が取れなくなり徳山が題材を、それを井上が書くというスタイルになるが、「９９％の誘拐」が共作の最期になり、井上いわく受賞までの５年間が一番充実していたという。１９８９年コンビを解散。その後井上は井上夢人の名義で作品を書く。

★作品内容★

　この全集シリーズは、江戸川乱歩賞受賞作を２作品づつ取り上げる。作品自体も面白いが、著者の受賞時のインタビュー。と、最終候補作については、選考委員の講評がすべて載っている。これはかなり面白い。かなり辛口の評もあれば、改善点の指摘や、絶賛もある。さらに２次選考からの作品名がすべて載っているのも面白い。さすが新人作家の登竜門だけに、いまでは有名になった作家が何度も挑戦している様子なども興味深い。

　＜１４＞　１９８２年、第２８回受賞作品。この年は、2作品が同時受賞した。「焦茶色のパステル」については選者がみな文句なしで選び、「黄金流砂」はアリバイトリックなどなど粗があると意見がつくも歴史ミステリーの部分が評価され受賞となる。なお、２作品の作者については解説が詳しく、その成り立ちやその後も興味深い。また恒例の巻末エッセイは辻真先が書いているが、これも面白い。
　「黄金流砂」　１９８２年第２８回江戸川乱歩賞受賞作品。義経の北帰行の伝説から始まって、藤原三代などの謎が面白い。盛岡の新聞社に就職が決まった新米記者が、汽車の中で出会った郷土史家との会話から始まる。警察周りに配属された記者はしばらくしてホテルでの殺人事件の取材に入るが、その被害者は汽車の中で知り合った高校教師の恩師だった。なぜ殺されたのか。彼の周辺の弟子たちに取材をしてゆくうちに、黄金伝説のある平泉の謎にかかわるようになる。関係者のアリバイ崩しや、古代の暗号の謎、宝探しなど非常に面白い。確かに、殺人事件の方のトリックは似たようなものもあるが、歴史ミステリとしての面白さが引っ張る。
　「焦茶色のパステル」　１９８２年第28回江戸川乱歩賞受賞作品。隆一は競馬評論家、佳苗は宝飾デザイナー。結婚して４年目だが二人の間の関係はぎくしゃくしていた。そんな時、隆一が東北の馬の繁殖場の牧場長から呼び出され、訪ねて行くが、その牧場で銃に撃たれ亡くなる。そばには、同じく射殺された２匹の馬と牧場長。だれが何のために行った殺人なのか。殺された馬の一頭は殖馬、もう一頭は１歳の馬・パステル。競走馬として９百万で売られようとしていた。サラブレットは優勝した馬の子だと数百万から数千万もするのが普通だし、種付け料だけでも１回１５０万もするという。さらにサラブレットは、その父馬の血筋をたどればたった３頭に行きつき、その血統で泣ければ競走馬としての価値はなかった。競走馬として走れるのは３歳から６・７歳までの３・４年間だけ。そんな世界の殺人事件。複雑な思いで落ち込む佳苗を支えてくれるのは、ずぼらだけれど明るい、競馬新聞編集部に勤める親友の芙美子だった。殺伐な事件の中で、芙美子の明るさと明敏な頭脳が繰り出す推理、行動力が物語の救いだ。競走馬の育成という特殊な世界で起こる事件の動機とその真犯人は。
　１冊で同時に２編を読んで比べるせいもあるが、「パステル」が全員一致で、「黄金流砂」が時点となった理由がわかる。それでも乱歩賞は、過去に受賞作品の無かった年もあるし、議論の末どうにか受賞作品が選ばれる年もあった。それだけ推理小説の新人賞としてレベルが高いのだろう。事実落選作品の中でも手直しが行われたにしても後年有名な作品になった物も多い。

状　態	個人蔵書のため、経年劣化等はご容赦ください。

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★出品者から★

　他にも多数出品しています。ぜひそちらも見てください。
　個人の蔵書なので、すべて一読はしています。内容等でご質問がある場合も受け付けます。
　また、出品希望の本などがあれば優先的に出しますので連絡してください。

参考・宅配料金（本の宅配に必要そうな部分などだけ取り上げました。変更の場合があります。）

宅配名	条件・サイズ	料金	注意点
クリックポスト（ＪＰ）	厚さ３センチ。厚さを超えなければ割安。	Ａ４サイズまで、一律１８５円。同サイズ文庫４冊まで同梱可。	補償無し。
レターパック・プラス	全国一律５２０円。	専用パッケージに入ればOK。厚みのある物や同梱に便利。	４㎏まで。補償無し。
ゆうパックなど宅配便	従量制、配達地によって料金が変わる。	大体８７０円～と見ていい。	まとめて送るのには割安。配達時間指定あり。

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