フカヒレの町でもある氣仙沼・・・、出来れば、もう少し滞在して色々と見て回りたかったけれども、次の目的地である石巻(氣仙沼の人が言うには、岩手県の氣仙沼はおとなしい人が多いが、宮城県の石巻はイケイケの人が多いらしい・・・)のホテルをすでにキャンセル不可で予約してしまった為、仕方なしに、バス型の電車に乗り込み、100分以上かけて、まずは中継地点の柳(やない)津まで行きました。そこからは、1時間20分ほど時間待ちして、普通のJR の電車に乗り換えます。
大阪市内の場合は、駅前が一番発展していますが、地方のかなり田舎の駅に行くと、「駅前に何もない・・・」という事がしばしばあります。駅員が誰もいないのはもちろんの事、人の気配すら感じない事もあるのです。そういう場所の場合、人間の代わりに、昆虫が異常な程、飛び交っております。都会の人間にしたら、気持ちが悪いレベルです。まあ、クマが出るよりはマシですけれど・・・・。
先ほど乗ってきたバス型電車は、最後の20~30分になると、乗客は某一人だけでした。しかも、運転手は柳津駅で某を下車させると、まるまるバスごと、そそくさと何処かに行ってしまい、姿が見えなくなりました。つまり、柳津駅にいる人間は某一人だけになったのです(怖)。
仕方がないのでじっとしていると、不思議なもので、虫が寄ってくるのです。丁度、その日は、黒地に白い粒々(多分、雪。雪虫?)のあるシャツを着ていたので、その白い粒々を餌と間違えたのか、トンボが某にまとわりついてきました。ただ、腕を振り回して嫌がるそぶりを見せていると、トンボはどこかに行ってくれました。なかなか気の利くいい奴でした。ところが、次に4~5匹、集団でやってきたテントウムシが、殊のほか、しつこかったのです。
「テントウ虫のサンバ」などという歌もある人気の虫ですが、一匹が花びらに止まっているだけなら可愛いものの、集団で服にまとわりついてきたら、かなり気持ち悪いです。どうやら、白い粒々を餌の虫と勘違いしたようです。某は、10mぐらい走って逃げました。逃げるが勝ちです。テントウ虫は、あまり早く飛べません。某の走るスピードの方が勝っていたようです(笑)。
「やれやれ、これで一安心だ・・・」と思って油断していたら、今度は、大型のハチ(多分、ハチです。直前に、足の長いハチが1~2匹、目の前を飛んでいるのが見えましたから・・・・・)の登場です。
そのハチは、なんと、某の銀縁メガネの、しかも、目の近く(耳にかける棒部分の端っこ)に着地したのです。横目で見たらハチの足と胴体が見えました(怖)。某は、ハチを刺激したら大変だと思い、目を閉じて、そっと眼鏡をはずしました。それで、ハチは、どこかに行ってくれたようです。
その後、こんな場所で1時間30分も待てないので、某は、意を決して、住宅のある方へと歩みを進めました。すると、次第に町らしくなっていき、中華料理店を見つけました。少しだけ何か食べようと思い、中に入って「焼きそば(600円)」を注文しましたが、まあ、仕事がとろいというのもあって、「焼きそば」が出来上がる頃には、電車発車の10分前になっていました。某は、「ああ、もう、食べている時間はない」と思い、持ち帰り用にしてもらいました。そこの女性店主に「電車の発車時間が迫っているので急いで・・・」と伝えると、「間に合わないと思うから車で送って行ってあげる。走って行ったら死んでしまうよ」と言ってくれ、親切にも車を出してくれました。おかげで1分前ぐらいに到着。その結果、なんとか、電車に滑り込めたのです。女主人は、中国・黒龍省出身の、朝鮮人系中国人だとの事でした。店内で待っている時、地元のお客さんとの会話を聞いていましたが、かなり地元に溶け込んでいるようで、そのうち、この辺に中華街が出来るかもしれません(笑)。スナックも始めるみたいな話もしてましたから・・・・・。しかし、本当に助かりました。実は、この電車を逃すと、3時間待ちでしたので、危ないところでした。ご親切に感謝です。
さて、今回、皆様にご紹介する商品ですが、上等なインペリアルトパーズです。オレンジ色とピンク色が混ざり合い、しかも、インペリアルトパーズならではの、ダイヤモンド光沢が花を添える「スーパー色石ルース」です。リングでも、ペンダントでも、そして、ルースコレクションとしても、しっかり仕事をしてくれる優れものでございます。ぜひ、可愛がってあげて下さいませ。
*実物は、とても透明感があるのですが、写真では、なかなかそれを表現しにくいです。つまり、実物は、これよりもっと美しいという訳です(笑)。