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バレンボイム超充実、現代演出による『皇帝の花嫁』
リムスキー=コルサコフ:
歌劇『皇帝の花嫁』全曲
オリガ・ペレチャトコ、
アニータ・ラフヴェリシヴィリ、
コチェルガ、
トモワ=シントウ、ほか
ベルリン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
ダニエル・バレンボイム(指揮)
演出・舞台美術:ドミートリー・チェルニャコフ
リムスキー=コルサコフが1899年に発表した9作目の歌劇『皇帝の花嫁』。
友人の婚約者マルファをモノにしたいグリャズノイは、媚薬を盛ろうと計じます。グリャズノイの恋人リュバーシャは捨てられたと思い、体を代償に毒を入手。
媚薬とすり替え毒殺しようとしたことで、登場人物全員に悲劇が訪れます。
愛する者を殺され狂乱するマルファは歌舞伎風でもありますが、ロシア男性の好色ぶりと、ロシア女性の嫉妬の恐ろしさは肉食系の凄まじさです。
ここに収められているのは2013年10月にベルリンのシラー劇場で上演されたもの。
ドミートリー・チェルニャコフの演出は、イワン雷帝時代から現代のテレビ局に舞台を移し、
登場人物の中心である皇帝の親衛隊をテレビ局のお偉方とし、皇帝の花嫁募集の宣伝放送を通じて大衆をコントロールして政府に服従させる様を示しています。
全体がコンピューター化され、主人公マルファのプロフィールもモニターの投影とスタッフたちのメールのチャットで描かれます。
美術は現代ですが、舞台の盆回りなど歌舞伎にヒントを得た手法が興味津々。
とは言え、リムスキー=コルサコフの音楽はオリジナルのままで、いかなる演出にも負けぬ存在感を示しています。
バレンボイムの雄弁な指揮ぶりも特筆。独唱も巧みに支え、合唱の効果にはっとさせられるほか、
オーケストラもロシア的なファンタジーや荒れ狂う情熱を煌めくような才気と緊張感で再現しています。
特筆すべきはリュバーシャ役のアニータ・ラフヴェリシヴィリ。
嫉妬に狂った悪役ぶりが観ていて恐くなるほどの迫真の演技。
また、72歳の名歌手トモワ=シントウが出演しているのも貴重。
主役マルファ役のオリガ・ペレチャトコは可憐な女子高生から狂乱する人妻までを清らかな美声で表現。
哀れすぎる最後に涙を禁じ得ません。(キングインターナショナル)
リムスキー=コルサコフ:
歌劇『皇帝の花嫁』全曲
ソバーキン:アナトリー・コチェルガ(バス)
マルファ:オリガ・ペレチャトコ(ソプラノ)
グリャズノイ:ヨハネス・マルティン・クレンツレ(バリトン)
マリュータ=スクラトフ:トビアス・シャベル(バス)
ルィコフ:パヴェル・チェルノフ(テノール)
リュバーシャ:アニータ・ラフヴェリシヴィリ(メゾ・ソプラノ)
サムーロワ:アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
ダニエル・バレンボイム(指揮)
演出・舞台美術:ドミートリー・チェルニャコフ
衣装:エレーナ・ザイツェワ
収録時期:2013年10月
収録場所:ベルリン、シラー劇場(ライヴ)
収録時間:152分
画面:カラー、16:9
音声:2.0 PCM、5.1 Dolby Digital
字幕:英、仏、独
NTSC
Region All
NTSC
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