
ソニー製 最高級FM専用フラッグシップチューナーST-5000Fの整備済み完動品・内外とも美品の出品です。
シリアルNoは、(200814)及び電源コードの製造年印字は、(1971年)です。
通常、実際の製造は、電源コード印字の2~3年後ですので、1973年~1974年頃の製造と思われます。
1967年に当時の世界最高級FMチューナーとして君臨していたアメリカ・マランツ社製の(10B)(真空管式)を超えるべき当時のCBSソニー社長の大賀典男氏(元バリトン歌手、当時のソニー副社長だった盛田昭夫氏にスカウトされソニー入社。後にソニー社長、会長を歴任され、2011年4月に死去)の命令により開発・発売されたエポックメーキング的チューナー・元祖ST-5000(当時の販売価格¥88000円)を大幅にリニューアルし、FMチューナーの原器として発売されたST-5000Fです。
リニューアル当初は、(電源SWが小豆色の樹脂製角形でFバッジ無し)及び同一仕様ながら、(電源SWが他のツマミと同一のアルミ円柱形でFバッジ付き)と改良されてきました。
このチューナーは、なんと1977年6月発行のカタログにも掲載されていますから、10年間もフラッグシップ機として販売されていた事になります。
1モデルが、この時代10年間も継続販売されていたというのは、驚異的だと思います。
最終的な販売価格は、¥105000円でした。
当時、FM多局化の先進国アメリカ(ニューヨーク)で強弱電波の飛び交う中、マランツ社の(10B)の58局受信に対し、61局以上を聞き分けたと云われ、群を抜く高性能で世界的にFM標準機として認められた機種です。
機器の詳細は、とても紹介しきれませんので、ネット等で、(オーデイオの足跡)様とか(オーデイオ懐古禄)様等のサイトにて御確認願います。
本機の修理内容・整備内容等の詳細は、(Auction Labo)様の20枚の写真の後に追記しております。
ST-5000Fの(シグナル)及び(チューニング)両メーターの明るさについて記述しておきます。
時々、ネット等で、ST-5000Fのメーター照明について、(暗い!!)とか(ランプが点灯していない!!)とかの評価を見かけますが、これは、このST-5000Fの設計ポリシーとして、リスニングの邪魔にならないよう、わざわざランプカバーの下半分を黒い塗料で塗りつぶし遮光し、メーター上部にだけランプの光が当たるように設計・製造されています。
従って、(暗い・点灯してない??)と評価されているようです。
設計意図は、音に専念して頂く為、昼の明るい時は、ほとんど照明に気つかず、夜の暗い時だけ、その存在が分かるというものです。
同じような設計思想は、ヤマハのプリメインアンプ(CA-2000)(CA-R1)等のVUメーター照明にも見られます。
私も、もう少し明るい方が、好みの為、このメーターカバー(2個共)の黒遮光塗料を除光液にて除去し、その部分に模型用のシースルー緑塗料を塗布してあります。
写真のようなキレイな照明に仕上げて有ります。
外観については、写真を参考になさって下さい。私感ですが、概ね美品の部類に入ると思います。
電気的チェックについて簡単に列記致します。
我が家は、自分のリスニング用に3階バルコニーに設置してあるFM専用7素子アンテナ(2Mx3Mの巨大な?ものです。)を使用していますが、整備時のチェックには、2階作業部屋の壁に張ってある簡易FM用フィーダーアンテナを使用しています。
この方が、機器の受信感度等 諸特性の違いが良く分かる為です。
①FM(MONO)(AUTO)(STEREO)各ポジションでの良好な受信確認。
②ミューテイングSWの正常動作確認。
③ハイブレンドSWの正常動作確認
④実周波数と指針のズレ無き事の確認。
⑤ダイヤルノブの滑らかな動作確認。(重すぎず軽すぎずシットリとした回転フィーリングにソニーのこだわりを感じます。)
⑥各ランプの正常点灯の確認。(ダイヤルスケールランプ2個は新品に交換済み)
⑦(固定出力)(可変出力)のガリ・ノイズ等無き事の確認。
⑧念の為、シャシー上面のチェックポイントにて+12V及び+24Vの電圧値を確認。
⑨参考までに受信局を列記しておきます。私の住居は、神奈川県の相模原市です。受信条件は前述していますが、戸建て住宅2階でアンテナは、壁に張ってあるフィーダーアンテナです。本機の設定は、モードSWをAUTOポジションにてSTEREOランプが点灯しノイズ無く受信出来た受信局です。
①78.6MHz(FM FUJI)②79.5MHz(NACK5)③80.0MHz(TOKYO FM)④81.3MHz(J-WAVE)⑤82.5MHz(NHK FM)⑥83.9MHz(FM さがみ)⑦84.7MHz(FMヨコハマ)⑧89.7MHz(interfm)⑨90.5MHz(TBSラジオ)・・・但し、90.0MHz超の帯域は、仕様外です。
以上です。このような、正常動作に至るまでの整備内容については、後述させて頂きます。
付属品は、下記の通りです。
①75Ω~300Ω変換整合器
②取り外した旧ダイヤルスケールランプ(2個)(再使用可能です)
及びその他の取り外した旧部品(再使用不可!!)
③日本語取説カラーコピー
④チューナー総合カタログカラーコピー(1974年新版)及びプロフィールカラーコピー
上記③と④をクリアーバインダーにお入れして付属。
約50年ほどの経年品です。私の手を離れた後の保証は、一切致しかねます。一度、酷いクレーマーの方に嫌な思いをしていますので、ノークレーム・ノーリターンを御理解し遵守出来る方のみの御入札を御願い申し上げます。
但し、落札入手後、1週間以内で電源が入らない・音が出ない・酷いひずみ音等、重大な不具合については、元払いにて御返却後、修理後再発送もしくは、修理不可の場合、返金に応じさせて頂きます。
尚、返品時の返金金額は、初回発送代及び手数料(10%)を差し引いた金額になる事を御了承願います。
(入札に関する重要事項)・・・下記4項目に該当する方は、入札を御控え願います。たとえ入札・落札されても(落札者都合による削除)処理をさせて頂きます。
①評価新規の方。
②評価の内、(非常に悪い)が全評価の5%以上の方。
③外国人で日本語の読み・書きが出来ない方。
④落札後、2日以内の取引ナビ連絡の無い方及び3日以内の入金手続きの無い方。
発送は、(ヤマト宅急便)及び(ゆうパック)のみの限定です。
発送料金の元になる(荷物サイズ)は、120サイズ)です。
(元払い)(着払い)(配達時間の指定)等、落札者様の御要望に従います。
それでは、(10枚)(主に外観写真)と(オークション ラボ様20枚)(主に内部写真)、合計30枚の写真を御覧頂き、御入札の御参考になさって下さい。
今回出品のST-5000Fは、18台目の私の整備品になりますが、高齢の為、これがおそらく最後のST-5000Fと成りそうな為、精魂込めて整備致しました。
今まで私が整備した18台のST-5000Fの中では、3本の指に入る出来の良さと思います。
残る整備人生は、TA-2000Fが14台残っておりますので、その整備に精魂を注ぐつもりです。


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(追記-1)・・・電源周りの修理について。
①私が本機を入手した時点で、電源コードが(コードストッパー)根本で被覆が切れて芯線が露出していた状態でした。(写真参照願います。)
この為、この芯線露出部にてカットし、(コードストッパー)を同一新品に交換し、シャシー内部にて電線をジョイントして有ります。
この為、電源コードの全長が約2cmほど短くなっています。
②電源スイッチに取り付けられている(スパークキラー)がパンクしており膨らんでいました。これを同一仕様の候信頼品新品に交換。(写真参照願います。)
私の整備経験では、トランジスター類の半導体よりも不良率が高いような気がします。
(追記ー2)・・・主な整備内容について記載させて頂きます。
①ボンネットケースを極微コンパンドにて洗浄・清掃後、クレ製(LOOX)にてポリッシュ。
②底板・シールドケース(3個)を極微コンパンドにて洗浄清掃、その後クレ製(LOOX)にてポリッシュ。
③フロント化粧パネル及び各ツマミ類を極微コンパンドにてポリッシュ。
④シャシー内部をアルカリ電解水を含ませたウエスにて丁寧に清掃。
⑤電源コードを無水アルコールにて清掃及び電極刃を極微コンパンドにてポリッシュ。
⑥ピンジャック・各SW類・半固定VR軸・アンテナターミナル・アースターミナルを極微コンパンドにてポリッシュ後、クレ製(LOOX)にて仕上げポリッシュ。
⑦ピンジャック・各SW類・半固定VRの接点部をエレクトロリッククリーナーにて清掃後、極細の筆に接点復活剤を含ませ。丁寧に塗布。
⑧ダイヤルスケールガラスをガラスクリーナーにて清掃。
⑨電源レギュレータ用パワーTr(SONY 2SD88A)を取り外し、古いグリスを除去、新たにパソコンCPU用高性能シリコングリスを塗布。
⑩フライホイール軸受及びバリコンのギヤ部に二硫化モリブデン配合高性能グリスを塗布。
⑪ダイヤルスケールガラス両端のランプ及び遮光紙を新品に交換。
⑫全てのプリント基板(合計5枚)の電解コンデンサをオーデイオ用高信頼品新品(ニチコン製ファインゴールド)に交換済みです。
電解コンの容量値は、オリジナルと全て同一とし、耐電圧は、長期の信頼性確保と旧部品との外観バランスを考慮し2~3倍の耐電圧としています。
以上が、主な整備内容です。各整備内容とも、(Auction Labo)様20枚の写真を参照頂けると幸いです。