
旧日本軍 大日本帝國海軍士官長剣両手握軍刀(初期型)指揮刀 軍刀 儀礼刀 短劍・鮫研出鞘・違鷹の羽家紋・正刀緒付 委託、代理出品致します。
●背景介紹
複雑な歴史と物語を宿す遺物──帝国海軍中将・鎌田道章が所持していた両手用海軍明治十九式軍刀です。単なる刀剣ではなく、一つの時代を象徴し、一連の歴史を見届けてきた証でもあります。鎌田道章中将は帝国海軍の将官であり、戦功を挙げた英雄として第二次世界大戦の歴史に深い足跡を残しました。本品は、愛媛県・鎌田家に伝わる海軍将校標準の明治十九式佩刀の一振りで、柄頭には鎌田家の家紋が金象嵌であしらわれています。刀身は家伝の名刀であり、その詳細データは以下の通りです:
●刀身
本作は無名で古研ぎの刀です、刃紋は中直刃調で少し乱れており、古刀らしい雰囲気のある出来となっています。
なお、地肌は板目に杢交じり肌で鍛えキズ・サビ跡・スレ等はありますが刃切れ・膨れはありません。また、登録は
昭和32年の大名登録となっております。
以上、あくまでも私見(素人)での説明です、入札は写真をよく見て頂きご自身の責任ある判断により入札をお願い致します。
・刃長 2尺2寸9分0厘(69.4㎝) 反り3分5厘(1.06㎝) 目くぎ穴4個(2個埋)
・元幅 2.9㎝ (素人採寸)
・元重 0.6㎝ (素人採寸)
・先幅 1.9㎝ (素人採寸)
・先重 0.5㎝ (素人採寸)
●拵え(大日本帝国海軍士官長剣両手握り(初期型))
黒研ぎ出し鮫革巻鞘で、割れや欠けも無く良い状態の出来となっています。時代の経過のわりには金物等の鍍金に痛みは
少なく比較的良い状態の出来となっていると思います。また、鯉口(外形)4㎝と大きく全体的に立派で特注作と思われます。
柄には大粒の揃った鮫革が使用されており、金線・金具は時代の汚れサビ跡は見られますが欠損は無く、磨きをかければ
よいものになると思います。
以上、あくまでも私見(素人)での説明です、入札は写真をよく見て頂きご自身の責任ある判断により入札をお願い致します。
・全長 96.4㎝ (素人採寸)
・柄長 21.3㎝ (素人採寸)
・鯉口(外径)縦4.0㎝ 横2.3㎝ (素人採寸)
・ハバキ(銀着せ祐乗)
この刀は鎌田中将の軍歴と共にあらゆる戦火をくぐり抜け、苦難に満ちた時代を刻印しました。戦場で幾度となく抜刀され、激闘の証として数々の傷痕を残しています。現在は静かに佇みながら、あの熱き日々の哀歓を語りかけているかのようです。刀を手に取るたびに、太平洋の大波と英雄の雄姿が目に浮かび、この一振りが護国の英霊をいまに伝える役割を果たしてくれることでしょう。
ご遺族が遺品を整理された際に発見されたもので、本振 は委託代理による出品となっております
※ 注意点
・ノークレームノーリターン厳守でお願い致します。少しでも不安な方は入札をお控えください。
・落札購入後は、銃刀法に基づき20日以内に当該都道府県教育委員会に所有者変更の届出が必要です。お手続きは落札者様にて