当オークションにて北海道の初代オーナーから5年前に入手し、温湿度管理されたオーディオ部屋で通算の使用時間は
少ないですが、定期的に使用しています。美品レベルの外観は維持しています(探せば小傷程度は有りますが、目立たない
と思います)。
以下は初代オーナー出品時のコメントを要約しました。
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1997年頃だったと思いますが、見つかったデッドストックのWEトランスを使用した限定数販売のアンプです。
当時のステレオサウンド誌で見てすぐに予約をしましたが、納品まで4〜5ヶ月かかった記憶があります。価格は105万円でした。予約で完売したため市場に出ることはありませんでした。
現在使用中ですがガリもなく問題ありません。音に関しては私の主観ですのでご参考までですが、
ヴォーカルを主に聴いていて、中域の音の滑らかさと楽器の位置関係がよく分かり、ウエスタンエレクトリックの
トランスのたまものだと思います。サックスの音は息を吹き込むような音が分かります。使用機器にもよると思いますが
WEの音(生よりも生々しい)が垣間見えるようです。細かい傷等はありますが問題なく音出しができてます。
このアンプはプリアンプとパワーアンプ単独での使用もできます。
電源ケーブルは付属します(購入時のものです)。
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上記コメントに記述されていますが、当方はパワーアンプ単独での使用は有りません(同梱されてきた取説が現在
見つからないので使用方法も説明できません。ご了承願います)。
プリアンプとしての使用方法は機器裏面を見て簡単に分かるので、真空管やトランジスタアンプと組み合わせることも
ありますが、変なクセもないので使いやすいと思います。セパレートアンプを意識しての製品づくりだったようで、
電源スイッチが3ヶ所あります。前面にあるメインスイッチ、裏面にはプリ用のスイッチとパワー用のスイッチです。
使用の際の順番は①メインスイッチ ②プリ用スイッチ ※6秒以上の間隔を空けて ③パワー用スイッチ
切る順番は①パワー用スイッチ ※6秒以上の間隔を空けて ②プリ用スイッチ ※6秒以上空けて ③メインスイッチ
(メインスイッチは常時通電の方が音的には良いような気もしますが)
因みに昨年にTMDの方と話す機会があって、本機はかなりの自信作のようです。
付属の電源ケーブルをTMDの単品売価とすると20数万円ぐらいかなぁと言われていました。
プリント基盤でなく吟味された配線材をネジ留めしていますし、使われているコンデンサーの品質、
シンプルな構造からして故障の要因は極力無くしているとのことでした。
事実 当方に来てからも不具合等は皆無です(但しお決まりの文言で申し訳ないのですが、あくまでも年月を経過した
中古品ですので今後の保証等その他の対応は出来ませんので何卒よろしくお願い致します)。
*ご参考
本機を入手後にジェフやレビンソン等の高価なプリメインアンプも所有して試しましたが、残したのは本機でした。
因みに前オーナーの使用スピーカーはアルテック A5 とのことでした。
取説には 出力70W + 70W / 8Ω との記載があったと思います。
*およそのサイズです。 約48cm × 48cm × 高さ21cm 重さは20数キロ位と思います。