【長岡鉄男絶賛】人類の遺産 独DECCA ショルティ あの「ニーベルングの指環/リング」全曲 レコードがなしえた音芸術の最高峰 4セット19枚! 極美品!
ワーグナー:楽劇「ニベールングの指環」全曲
独DECCA Stereo 19LP
1)「ラインの黄金」
独DECCA 6.35250EK Stereo 3LP。
ジョージ・ロンドン(ヴォータン)、キルステン・フラグスタート(フリッカ)、クレア・ワトソン(フライア)、ヴァルデマール・クメント(フロー)、エバーハルト・ヴェヒター(ドンナー)、セット・スヴァンホルム(ローゲ)、パウル・クーエン(ミーメ)、ジーン・マデイラ(エルダ)、クルト・ベーメ(ファフナー(フロースヒルデ)
ゲオルク・ショルティ指揮ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
(録音:1958年10月、ウィーン、ゾフィエンザール)
2)「ワルキューレ」
独DECCA 6.35251FK Stereo 5LP。
ジェームズ・キング(ジークムント)、レジーヌ・クレスパン(ジークリンデ)、ゴットロープ・フリック(フンディング)、ハンス・ホッター(ヴォータン)、ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、クリスタ・ルートヴィヒ(フリッカ)、ブリギッテ・ファスベンダー(ヴァルトラウテ)
ゲオルク・ショルティ指揮ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
(録音:1965年11月、ウィーン、ゾフィエンザール)
3)「ジークフリート」
独DECCA 6.35252FX Stereo 5LP。
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート)、ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、ハンス・ホッター(さすらい人)、ゲルハルト・シュトルツェ(ミーメ)、グスタフ・ナイトリンガー(アルベリヒ)、クルト・ベーメ(ファフナー)、マルガ・ヘフゲン(エルダ)、ジョーン・サザーランド(森の小鳥)
ゲオルク・ショルティ指揮ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
(録音:1962年11月、ウィーン、ゾフィエンザール)
4)「神々の黄昏」
独DECCA 6.35253GK Stereo 6LP。
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート)、ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、グスタフ・ナイトリンガー(アルベリヒ)、ゴットロープ・フリック(ハーゲン)、クレア・ワトソン(グートルーネ)、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(グンター)、クリスタ・ルートヴィヒ(ヴァルトラウテ)、ルチア・ポップ(ヴォークリンデ)、グィネス・ジョーンズ(ヴェルグンデ)
ゲオルク・ショルティ指揮ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
(録音:1964年11月、ウィーン、ゾフィエンザール)
問答無用。
レコード史上最大最高の企画、そして人類に与えられた永遠不滅の文化遺産、ショルティの「ニーベルンクの指輪」全曲です。
ワーグナーによるクラシック史上最大の音楽作品、レコード史上最大の企画、例を見ない史上最高の演奏者、永遠に輝くを失わない黄金のステレオ録音、どれをとっても史上最高でばかりで固められた最高峰のレコードです。
言うまでもなく「ニーベルンクの指輪」はクラシック史上最大の音楽作品で、「ラインの黄金」、「ワルキューレ」、「ジークフリート」、「神々の黄昏」の4つの楽劇からなるその全曲の演奏時間は15時間にも及びます。このため、各楽劇は毎夜1作品ずつ4夜をかけて演奏され、最も長い「神々の黄昏」などは、バイロイトでは45分という長い休憩を2回とって演奏されるため、オペラハウスに入ってから出るまで6時間かかるという大イベントとなります。
その長大な作品全曲を、バイロイトにおける公演をライブ収録するというのではなく、セッション録音による完璧なレコードにしようという企画を立てること自体、気が遠くなるような話なのですが、それを本当に実現したのがジョン・カルショウ率いる英DECCAチームでした。
その大作を率いる指揮者としてカルショウが白羽の矢を立てたのが当時ものすごい勢いで駆け上がってきた指揮者、ショルティでした。そして彼らが立てた演奏陣はまさに史上最高峰のチームとなりました。上記の演奏者をご覧ください。あまりのすごさに目がくらみそうです。
そしてその演奏を収録するのが世界最高峰の音を誇る英DECCAのFFSSというのですから、もうすべてが完璧すぎます。まさにレコード史における最高の夢の企画です。
そのレコードをターンテーブルに置いてレコードに針を落としたとたん、オーディオルームいっぱいに広がるソニック・ステージの世界に圧倒されて声が出なくなります。
それにしてもこの音は何というすばらしさでしょう。これはすべてのレコード愛好家が声を揃えて言うように、まさに人類が残した音芸術の最高峰です。このような録音芸術が50年代末すでに制作されていたことに大きな感動を覚えると同時に、ジョン・カルショウをはじめとする英デッカ録音スタッフに最高の尊敬と感謝の念を覚えます。
「リング」と聞いただけで、そのあまりの長さから「退屈でとても聴き通せない」と思いがちですが、このレコードの場合全ての場面が素晴らしい音の演出でできていますのでその世界に圧倒されているうちに第1面が終わっています。そしてそれが第2面、第3面と続き、いつの間にか全曲が終わっていることに驚きます。本当です。
バイロイトでは4夜かけて行われる長大なオペラですが、あまりにも壮大な演奏と「ソニック・ステージ」の音に唖然としているうちにその全曲が終わってしまいます。
聴きとおした時の大きな達成感は格別です。そして知らぬうちにワグネリアンになっているのです。
このレコードは長岡鉄男氏がクラシック優秀録音の執筆をしておられた70年代には既に知らぬ人がいない古典的名盤となっている存在でしたが、氏はそれでもこのレコードを「外盤A級セレクション」で取り上げ、その素晴らしさを次のように絶賛していました。
(「できれば4作全部そろえたいところだが、まず一部だけというのなら」という前提で第1夜「ラインの黄金」に関して書かれたものです。)
「録音は58年10月ゾフィエンザール録音のための演奏として、カルショーのわがままを全面的に押し通した形で行われた。バイロイトでのライヴ録音とはまったくちがうのであり、ワグナーの頭の中で鳴り響いていたであろう夢のサウンドを忠実に再現したらこうなった、という感じである。マルチマイク録音であり、別の日時にとったものを合成したりもしているが鮮度は少しも失われていない。豪華なスタッフの他に、大小18台のかなとこ、巨大なハンマー、1・5×6mの鋼鉄板、錫のインゴット、孤児院から呼んだ6人の少年(ニーベルング族のかん高い絶叫にあてる)と仕掛けも大がかりで、やりたい放題といっていいだろう。
録音で最も特長があるのは重低音、超低音だ。スペアナでもローエンドのエネルギーの物凄さがわかると思う。単に量的に多いというのではなく、密度、重量感がけた外れである。ビルを破壊する剛球、発進するICBM、厚さ数メートルの氷を割って進む砕氷船、そういったイメージである。第1面冒頭の40Hzの重低音の圧力、第3面終わり近くの耳をつんざくかなとこの咆哮、第4面の家鳴り振動を伴う超低音、60人の少年の絶叫、第6面のドンナーの一撃雷鳴、6台のハープ。超低域は主として、足音、風切り音、空間全体の振動といったものなのだが、これが絶えず出ており、しかも聴くものに臨場感と恐怖感を与える絶大な効果を持っている。」
辛口の長岡氏がこれほど絶賛するのはよほどのことですが、すごいのはこれだけではありません。
この全曲レコードは日本でも1968年の「レコード・アカデミー賞」において「特別部門賞」が授けられました。なにしろ年間2000枚を超えるクラシック新譜(再発ものを含む)の中から高々12枚のディスクだけしかこの賞の栄誉にあずかれないということからこの賞を獲得することの困難さは容易に想像できるでしょう。言い換えればこの賞を受けたものはベスト・オブ・ベストのアルバムなのです。(もちろん世界でも、ドイツ・レコード賞、フランス・ディスク・グランプリ、オランダ・エジソン賞、イタリアレコード批評家大賞、米グラミー賞などを受賞しています。)
ここに出品するのは長岡氏が聴いたレコードと同じ独DECCA 6.35250EKから6.35253GKという品ですので、長岡氏が、書いているのと寸分違わぬ音が出てきます。
本品は極美品です。
レコードはほぼすべての面でレーベル面上のスピンドル跡は無いか1、2本しかなく、盤面は使用の跡がほとんど見えないぴかぴかつるつるの極美盤です。(第1巻「ラインの黄金」の最初の数面ではスピンドル跡が少し多く見られますが、最初の数面だけが聴かれているというのはよくあることです。)
なにしろ38面という面数の多さですが、目視検査ではキズなどはほぼ皆無という素晴らしいコンディションでした。
とにかくこれだけの量ですので検聴はできませんので「ジークフリート」の2つの面の完全検聴と、後は各巻においてワンポイント的試聴チェックを行いましたが、どれも独テレフンンのプレスによる世界最高品質の高SN盤からノイズのない死ぬほど良い音が溢れ出てきました。(これは決してノイズ皆無ということを保証するものではありません。レコードですのでたとえ新品でも雑音はあり得る上に、何しろこれだけの枚数です。見落としもあるかもしれません。ノイズはあるものとお考えください。なお、古いレコードはたとえ新品でも長い年月の間に材料内成分の析出などにより小さなピチプチ雑音が出てきます。その際にはレイカの「バランス・ウォッシャー」やディスク・ユニオンの「レコクリン」などでのクリーニングをおすすめします。また、ボックスものの宿命で、いくつかの面にソリがありますがいずれもわずかなもので、私のところでは再生にも音にも全く影響はありませんが、ソリにクリティカルなシステムをお使いで不安な方や、ソリは一切ダメという場合は入札をお控えください。)
ボックスも表面にわずかなスレがあるだけで、傷みや汚れ皆無の極美品です。貴重なセッション写真を含む内容豊富な解説書は新品同様です。
それはレコード史上最高最大の内容を持つ超弩級録音であるだけでなく、その物理的大きさも総重量4.6kg、厚さ10cmというド級サイズの超大型商品です。
ショルティの「リング」全曲は人生が終わるまでに一度はご経験すべき人類最高の音芸術です。最高の録音を最高の音質を持った最高の品で「リング」の世界にどっぷり浸ってみてください。恍惚の4夜が過ごせます。
長岡氏が聴かれたのと同じ品で、このような極美品の完全セットは稀少です。1セットしかありませんのでどうぞお見逃しなく。私の超々推薦品です。
重量:4600g (これに梱包材重量を足した総重量が送料の対象となります。)
安心してお求めいただける良質の品物の提供を第一に考えて出品しております。
音楽鑑賞に差し支えるような瑕疵のあるレコードは最初から出品しないようにしておりますが、レア盤などで瑕疵の存在にもかかわらず出品意義があるような場合には、その状態を明記して出品しています。
当方で出品するレコードはほとんどすべてが空気の乾燥したドイツで使用、保存されてきた品ですので、特別な表記がない限りジャケットにありがちなカビ、シミ、カビ臭などは一切ありません。
ノイズや盤の状態に関しては、検聴を行った盤に関してのみ気が付いた点を書くようにしていますが、それらは再生装置によって出方が違い、その感じ方は主観的なものですので聴き手によって違います。またすべてのノイズを聴き取ることも書くこともできず、聴き逃しもあるかもしれません。コンディションの説明はあくまで大体の目安とお考えください。(レコード特有の散発ノイズや盤質雑音などに関しては特に書きません。)
いかにきれいな品であっても中古LPは中古LPで、50-60年前の古い品も多くあります。
(なお、古いレコードはたとえ新品でも長い年月の間に材料内成分の析出などにより小さなピチプチ雑音が出ることがあります。レイカの「バランス・ウォッシャー」やディスク・ユニオンの「レコクリン」などでクリーニングすればこれらが取り除かれてより美しい音を楽しむことが出来ますのでお聴きになる前のクリーニングをおすすめします。また、当方ではモノ・レコードはモノ専用カートリッジで聴いております。モノLPをステレオ・カートリッジで聴きますとモノ信号の再生に必要な水平方向の動き以外に垂直方向の動きも拾ってしまいますのでモノ・レコード本来の音が再生できないだけでなく、不要なノイズや雑音を拾うことにもなりますので、モノ・レコードはモノ専用カートリッジで再生されますことをお勧めします。)
未開封新品においては中身のチェックができない未開封品であるがゆえのリスク(製造上の瑕疵、ソリ、カビ、ボックスセット内のクッション用スポンジの経年分解による粉汚れなど)もあることをご承知おきください。(交換や返品はできません。)
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LPの場合、ほとんどが80サイズでの発送となりますが、複数枚の品物をご落札頂いた場合でもある程度の厚さまで同一料金で送れます。(それ以上になりますとその厚さによってサイズが変わり、料金が上がってゆきます。)複数落札の場合は必ずオークション終了後すべてのアイテムを「まとめて取引」にして取引を始めてください。そうでないとヤフオクのシステム上各商品に別々に送料がかかってしまいます。なお、後からの落札品で「まとめて取引」にできなかったアイテムを後から同梱にすることはシステム上できなくなりましたので、その場合は各取引ごとに送料をお支払いください。