絶版希少本 ナチュラル・ウェイ ビリングス・メソッド ビリングズ・メソッド ビリングス法 ビリングズ法 図解
著者:アンナ・カペラ
訳者:ファミリーセンター
発行所:ファミリーセンター
発行:1989年9月10日第1版
1994年6月1日第2版(改訂版)
1997年4月1日第3版(改訂版)
52ページ
約19x19x0.5cm
フルカラー 小冊子
※絶版
自然妊娠を求める目的でも、妊娠を回避する目的でも、
女性が生殖周期の正確な進行状況を判断するために使用できる手順を説明した小冊子。
地球の生命体にとって不可欠な、水と熱、湿り気を、生命と受胎に結びつけて考えることに始まり、
子宮頸管粘液の状態をみて周期をグラフ化し「妊孕性を管理する」方法を惜しみなく公開、
科学的で実践的かつ非常に有意義な内容を、温かみのあるイラストや写真、図などでわかりやすく解説。
子宮頸管粘液、いわゆる「おりもの」の有無やその状態のタイプから受胎可能期を知るというこの方法は、
一度マスターすれば周期が不規則、母乳育児中、ピルなどの使用後、病気や不妊、産後、閉経前など
あらゆる状況下で一生使える上、お金がかかることも一切なく、
しかも高い確率で避妊・妊娠をコントロールするものという内容。
薬や器具は一切使用しないので危険な副作用もなく、宗教的にも道徳的にも全く問題がなく、パートナーと平等に協力して行うこの方法は、不妊治療をしながらでも自然妊娠を目指せる方法である点も良いところのようです。
西洋医学の解説資料や写真などはやや古いものの、「排卵法」そのものは全く古びてはおらず、
裏表紙にはWHOやLANCETがその高い成功率を認めた、と紹介されていますが、
現在類書もほとんど無く、何故か現在の日本ではあまり知られていない興味深い内容の本。
民間療法、整体、カイロプラクティック、代替療法などにも通ずる、人体の自然なサイクルを活用する方法。
自然な家族計画法に関する科学的研究に基づいており、
薬物、化学物質、ホルモン、侵襲的処置に代わる方法を探している人、子どもがほしいと真剣に考えている人、
思春期の女性や成人の女性にとっても、それぞれの生殖能力を自然な方法でコントロールしたいカップルにとっても、
自分の体と、そこで起こる驚くべき美しい生殖プロセスについて学ぶのにも最適です。
(海外レビュー等の内容より)
【裏表紙】より
WHO(世界保健機構)が1981年、文化や社会、経済状況が異なる5か国で、多方面からの研究を行なった結果、このビリングス・メソッドは正しく用いられれば、成功率97.8%というきわめて優れた効果が認められている。
また世界的な医学専門雑誌「The Lancet1995.7.」査読制の医学雑誌ランセット「Contraception 1996.2.」でもビリングス・メソッドを高く評価している。
最も新しいデータでは正しく用いられた場合の成功率は99%である。
ナチュラルウェイ――――ビリングス・メソッド
【ビリングス夫妻からのメッセージ】表見開きより
10代の少年少女が大人になるためには、自分の受胎(受精)能力の成熟について知ることは有益です。この知識は、知ること味も意識する助けになります。このような認識や自覚があれば、自分の受性的に成熟すれば自分も親になる可能性がある胎(受精)能力の素晴らしさと価値を大事にし、守りたくなるでしょう。このようにして、性行為によって傷つけられることなく、人間一人ひとりの尊厳にたいする尊敬と責任を基盤とする健康な友情も芽生えるのです。
また、自然な家族計画(出産計画)のためには、まず、受胎と性的な営みを正しく評価し、そして、受胎に至るプロセスを支配している自然の法則を理解することが必要です。
ビリングス・メソッド(排卵法)は、生物学的なプロセスに逆らわないだけでなく、夫婦が一緒に自由な選択をすることが可能になり、夫と妻との尊厳を大切にするものです。――こうして、夫婦相互の愛を強め、また、二人の愛と受胎への忠実な一致において生命を得、受け入れられた子どもたちへの愛をも強めることになります。
【はじめに】より 著者アンナ・カペラ
この本は、ビリングス・メソッドに、より多くの方々が親しんでいただき、簡単にしかも科学的かつ正確に理解していただくようにと生まれました。特に、さまざまな文化の人々に受け入れていただくために、かなり難しい内容を平易な言葉で表わすよう心掛けました。
この仕事に協力してくださったすべての方々に心から御礼を申し上げます。
【ビリングス・メソッド(排卵法)の開発者】扉より
ビリングス医学博士夫妻
「自然が育んだ宝石は素晴らしい!人工石とは比較にならない。」宝石商の方の感嘆の言葉です。人間の尊いいのちも、この自然の恵みが、より素晴らしい幸せな誕生に導きます。ビリングス医学博士夫妻は、いのちと性が大切にされる自然な受胎調節(出産計画)――ビリングス・メソッド(排卵法)――を開発されました。そして、この40年間に100か国以上に招かれ、シンポジウム・研修会・講演会などを行なってこられました。日本には、1989年と1996年の2回来られ、北海道から鹿児島に至る各地で研修会や講演を行なってくださいました。
加賀乙彦先生(作家・医学博士)は「ビリングスご夫妻の開発した排卵法は確実性において優れている。この方法によって避妊から家族計画へと、私たちの家庭をより自然に、より喜びに満ちたものにすることができる。この方法によって、多くの家庭が幸福への道を見出すよう願ってやまない。」と述べておられます。ビリングス・メソッドは、文化・宗教・国民性を超えて世界の国々で採用され、若者の健全な育成のためにも大きな恵みをもたらしています。
【健康な家庭づくり】裏見開きより
自然で科学的・近代的な家族計画の資料が揃っています。
自然な家族計画「ビリングス・メソッド」の開発者である医学博士ビリングス夫妻の2回による来日によって、いのちと性の尊さにたったこの方法が見直され広まっています。
簡単で信頼に足るこの方法は、生理の不順な人、授乳期間中の人、更年期や不妊の人にも役立ちます。無害であり、経済的負担もなく、その上夫婦の対話や思いやり、信頼などを深めています。若者もいのち誕生の自然の仕組みに驚き、性は大切にすべきだと理解するようになり、性教育にも役立っています。この方法を取り入れた人たちからは喜びの声が寄せられています。