
「〈生誕100年記念〉 荻須高徳展(Oguiss Retrospective Exhibition)」 大型図録です。185ページ、27×23 cm。ポスター1枚付属。状態は未使用に近く、非常に良好です。送料はクリックポストで185円です。
★内容: パリを中心に国際的に活躍し、レジオン・ド・ヌール勲章や文化勲章を受章した洋画家、荻須高徳。本展はその生誕100年を記念し、2001年に目黒区美術館ほか全国8会場で開催された。荻須は25歳で渡仏してから84歳で亡くなるまで、生涯の大半をパリで過ごし、歴史がしみ込んだ石造りの建物や街並みを描き続けた。また、度々訪れたヴェネツィアでは温かみのある赤い壁が運河に煌めく風景作品を残した。本図録には、日本初公開作品32点を含む油彩108点と、水彩・素描20点を合わせた全128作品を収録。初期から晩年まで、荻須の画業全体を振り返るものとして非常に見応え・読み応えがあり、また資料価値の高い一冊となっている。
「画業を振り返るにあたり、特にふたつの時期に注目しました。ひとつは、1927年に東京美術学校卒業後、初めて渡仏し、1940年に第二次世界大戦の戦禍を避けて日本に戻るまでです。この頃に描いた約60点の中には、佐伯祐三画伯とともに写生旅行に行った時の風景やサロン・ドートンヌ初入選作などがあります。ふたつ目は、戦時中に描くことのできなかった焦燥感をいだきながら、1948年に再渡仏して一気に制作に没頭した時期の作品群です。いずれも特別な思いと魂がこもった作品といえます。荻須画伯は生涯を通して、歴史がしみ込んだ石造りの建物という同じテーマを追い続けました。ひとつを描くことで永遠の日常性を描き出そうとしたのかもしれません」(主催者あいさつより)
パリの荻須、荻須のパリ /高階秀爾(美術史家)
荻須高徳復活 /安岡章太郎(小説家)
100年の軌跡 /矢内みどり(美術史家・学芸員)
《図版》
〈対談〉 /高階秀爾+荻須美代子
年譜、文献目録、出品リスト ほか
★荻須高徳(おぎす たかのり)は1901年(明治34年)、愛知県生まれ。川端画学校を経て、東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科卒業。同級に猪熊弦一郎、牛島憲之、小磯良平、加山四郎、高野三三男らがいる。25歳で渡仏してから、戦時中の一時帰国をはさむ半世紀余りをパリで暮らし、画家として活動。”Oguiss”の愛称で親しまれた。初期の作品には、影響を受けた佐伯祐三と同じく、ヴラマンクやユトリロの影響が見受けられ、パリの街角、店先などを荒々しいタッチで描いたものが多かったが、その後穏やかなタッチで造形性に富んだ構成でパリの都市風景を描くようになる。パリ市長に“最もフランス的な日本人”と称され、レジオン・ド・ヌール勲章も授与された。文化勲章受章。勲三等旭日中綬章。1986年死去(享年84)。
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