ベルギーはブリュッセル出身、77年に登場するチェンバープログレ開闢の祖、ユニヴェルゼルゼロの、99年発となる通算6作目。リリースは米国CuneiformからCD盤のみのリリースだったもので、LP盤は存在せず。バンド結成への道筋を辿れば1969年にまで遡り、この当時まだティーンエイジャーだったダニエルドゥニがソフトマシーンのライブを見て衝撃を受け、翌年の1970年にトリオ編成として結束して活動を開始したのがArkhamというバンドで、この時点では上記のように最初期ソフトマシーンに生き写しのような音楽性だったというのが、現在ではこの当時の音源の数々がCuneiformから正式に音盤化されているので確認することができ、興味のある方は一興。そこからさらに様々なメンバーの変遷を得ながら活動を続けていくうちに音楽性も徐々に変化をし始めて、73年頃にはバンド名をネクロノミコンへと変更する頃にはドラムス奏者でメインコンポーザーのダニエルドゥニ(ドラムス)と同等の比重でこちらも類い稀なコンポジション能力の異才にして後にPresentを結成するギタリストでもあるロジェトリゴー、さらにユニヴェルゼロがチェンバープログレとして成立していく過程で抜き差しならない触媒となっていたというバスーン奏者のミシェルベルクマンの加入を経て遂に音楽的なヴィジョンが明確化され、74年になってベルギーの小説家ジャック・スタンバーグの本にちなんでユニヴェルゼロとして正式に命名されたという経緯。謂わば世代的には他のユーロピアンプログレッシブロックに於ける70年代初期の一群と同世代のバンドだったという感慨深さもさることながら、77年のデビュー作以来、ほとんど出尽くして全く新たなジャンル形態なんて誰も想像も出来なかった中で突如出現。現代音楽と古代のフォークロア、バーバリズムにロックの衝動力を混ぜ合わせ、遺伝子操作してできあがった異形ミュータントみたいな、それこそ当時は何コレ?状態であったであろう事は想像に難く無しというか、要するにユニヴェルゼロと、或いはアールゾイという2つの超個性、以前にこの音楽性は存在しなかったというのが実相。という訳で本作の編成はダニエルドゥニ(ドラムス)、ミシェルベルクマン(バスーン)、現代音楽アンサンブルのIctusのメンバーでもあるイゴールセメノフ(ヴァイオリン)、同じくIctusのメンバーながらウィムメルテンの数多くのアルバムや、Julverneの4作目にも参加し、83年にユニヴェルゼロに加入するディルクデッシーマーケル(クラリネット、バスクラ)、上記ロジェトリゴーのご子息で本来はギタリストとしてPresentのメンバーでもあるレジナルドトリゴー(エレクトリックベース)による布陣。内容としては意外にも1作目と3作目に於けるアクースティックパートのエッセンスを抽出して、4作目で到達したエレクトリックなロックのダイナミズムとの対比と軋轢から生まれる衝動力を折衷したような方向性。とはいえそこは99年の再編復活ユニヴェルゼロといった立ち位置なわけで、微細な音の隅々までコントロールの行き届いた洗練の度合いの高さで濾過されてもいて、周到にリズムパートを抑制しながら暗黒ミスティックな響きにフォーカスしたような、これはこれで見事なまでにユニヴェルゼロといったような内容。UNIVERS ZERO-the hard quest(cuneiform)
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