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SONY ソニー スカイセンサー ICF-5900 FM/AM/SW1/SW2/SW3 5バンドレシーバー ワイドFM対応調整 別置タイマー 電源表示付 AC/DCアダプター付 動作確認品 13-26-1です。
(スカイセンサー ICF-5900の概要、特徴について)
1975年昭和50年10月発売の後期モデルの製品です。当時の販売価格27800円とのことです。
寸法は横幅約22cm高さ約23cm奥行約10cm、重量は電池も含めて約2.2kgです。
本機 ICF-5900は1970年代のBLCラジオを代表する高性能機のひとつとされているようです。
メインチュウニングダイヤルは従来の糸掛け式をやめてオールギヤードライブ化して性能の向上を図っています。
本機のスピーカーの口径は10cmです。
実用最大出力1900mWにて迫力あるサウンドを楽しめます。
標準ではタイマーがありませんので、自作のおやすみ/目覚ましタイマー付けました。
(修理、整備の内容について)
内部開放分解し全てのスイッチ、可変抵抗器は接点復活剤にて整備しました。
メーターは不良でしたので、5500から移設しました。表示がVUとなっています。
トランジスター1個を念のため取替ました。
基板は回路上の半田のカスや古い接着剤カス 綿ゴミなどをアルコール、エアーブロアーにて除去しました。
ケースは中性洗剤にて水洗いしました。ツマミ類は磨き上げました。
スピーカー内部のゴミの蓄積は有りませんでした。
電解コンデンサー類の不良も見られませんせんでした。
その他綿ごみ、汚れ等の徹底したクリーニングを内部及び外部ともにしました。
乾電池BOXは整備しきれいです。
アンテナ部は欠損していたため他ラジオより移設しました。先端が有りませんでしたので収縮チューブにて加工しました。
(改造、調整の内容について)
ワイドFM対応でFMの受信周波数帯を広くしました。(下記FM受信確認データーの通り)
電源表示を黄色LEDを主スイッチの下部に追加しました。
TUNNINGメーターとダイヤル表示面の照明用電球を豆球から拡散カバー付き青色LEDに取替えました。(写真6,7)
(どちらとも動作中は約10mA程(0.01A)流しています)
(各動作確認など)
FMでのAFC動作は良好でした。
AM SENSのDX/LOCAL切り替えも良好でした。
ボリュウムとトーン調整の2個のガリ音は有りません。
バンド切替スイッチのガリ音も有りませんでした。
BFOの動作も良好でした。短波帯でのSSBの受信なども可能です。
TUNINGメーターの動作は5バンドとも良好です。
左側面の3.5mmイヤホン出力も確認しOKでした。
アンテナは長さは5素子で58cmです。1素子目に少しの傷と曲りが有り動きが少し硬めです。(写真5)ホップアップできません、(ツマミ上
げて下さい。)
単1電池3個でのテストOKでした。電池は付きませんので、停電等に対応するために準備しておいてください。(ちなみに新しい単1電池 3個 の使用可能時間はラジオを通電しっぱなしで計算上は200時間はもてるようです。)
(受信動作の確認内容について)
FM/MW/SW1/SW2/SW3 5バンドの受信周波数及び感度を標準信号発生器及び周波数カウンターにて確認しました。
①FM受信では表示は76Mhzから90Mhzですが、ワイドFM対応調整後の最低受信周波数は75.1Mhzから受信でき最高受信周波数
は94.2Mhzでした。
フィルム表示値と実際の受信周波数とのずれは以下の通りです。
表示76.0 で 77.5Mhzで受信しました。(1.5Mhzのずれ)
78.0 で 79.5 ( 1.5 )
80.0 で 81.8 ( 1.8 )
82.0 で 83.8 ( 1.8 )
84.0 で 86.0 ( 2.0 )
86.0 で 88.0 ( 2.0 )
88.0 で 90.2 ( 2.2 )
90.0 で 92.4 ( 2.4 )
以上の通りフィルム表示値より1.5~2.4Mhz高く受信します。(写真7で79.5Mhz受信中)
②MW受信は530~800Khzまでは表示通り、900~1600Khzは10~20Khz低く受信しました。(写真6で684Khz受信中)
③SW1受信は4.0~10.0Mhzは全域で表示通り受信しました。
④SW2受信は12.0~20.0Mhzは全域で表示通り受信しました。
⑤SW3受信は20.0~28.0Mhzは全域で表示通り受信しました。
(付属のAC/DCについて)(写真10)
付属のACアダプターは、KENWOODの5.1V 300mA出力です。ケーブル長は1.8mです。
無負荷での出力電圧は7.2Vでした。
(別置タイマーについて)(写真10)
本体の寸法は横幅134mm、奥行74mm、高さ49mmです。
秋月電子のICタイマー基盤を採用しました。
タイマー時間の切替は4段で、テスト12秒(動作確認用)、約30分、約70分、約140分 となっています。
電源切替スイッチをタイマーにし おやすみ/目覚ましを決めタイマー時間をセットして白いスタートボタンを押してください。赤い動作中灯が
点灯します。
AC/DC電源出力が少し高めですので、このタイマー装置内で電圧の調整をしています。常時繋いでご使用ください。長時間使用しても問 題ありません。
(外観の状態他について)
筐体表面右下から側面下部にかけて12cm程のヒビが有ります。内部よりボンドにて補強しています。(写真9)
ほかに写真では分かりにくいのですが、全体的に擦り傷シミが有ります。
底面の電池カバー紛失のため有りません。単1電池3個入れても落ちる事は有りませんでした。
宅急便にて送付致します。
初期不良がありましたら誠意をもって対応致しますので、到着後1週間以内に取引メッセージにてご通知ください。
どうぞよろしくお願いいたします。