【詳細】
初版完結set 石川賢 海音寺潮五郎 天と地と 上杉謙信物語 講談社漫画文庫

上巻 1998年9月11日初版 講談社発行 帯付
中巻 1998年9月11日初版 講談社発行 帯付
下巻 1998年9月11日初版 講談社発行

上巻
海音寺潮五郎原作『天と地と』初の漫画文庫化！戦国武将上杉謙信物語
景虎（後の謙信）の成長を描く―
昭和37年発行『天と地と』初単行本掲載の海音寺潮五郎「あとがき」を完全収録。
越後守後代長尾為景の子、景虎（後の上杉謙信）が生まれてきたのは、戦国の世まっさかり。自分の子かどうか疑いを抱く父・為景は景虎を疎んじ、憎むようにまでなる。
しかし、強く育つ景虎。父の死をきっかけに世に争いは広まり、ついに景虎も戦いに出ることに。その相手は――。

中巻
戦場ではかくも強く、荒々しい謙信―。しかし、戦国時代最強のロマンチスト！
景虎から謙信へ―
戦国武将としてだけではなく、家族、友人、そして恋に悩み成長する男の姿がここにある。
初陣を大勝利で飾り、越後を平静に治めようとする景虎。しかし、その足をひっぱるのは兄・晴景だった。戦いと、兄との骨肉の争いの中で、景虎の心を静めてくれるのは、毘沙門天に対する信仰心と、そして、宇佐美の娘・乃美に対する思いであった。

下巻
宿命のライバル武田信玄との川中島での壮絶な戦いが今―。
上杉謙信の生き様を描く―
謙信への、そして作品への思いあふれる石川賢あとがき「戦国最強のロマンチスト」収録。
越後統一を果たした景虎。しかし、景虎は、突然頭を丸め、隠居をすると言い出した。戻るように説得する重臣たち。だが、それには応じず寺にこもる景虎。そこへ、一報の知らせが……武田軍北信進攻。ついに、宿命の対決が始まる―

石川賢
日本の漫画家。栃木県那須郡烏山町出身。ダイナミックプロ出身の漫画家。永井豪の盟友であり、 代表作に『ゲッターロボ』、『魔獣戦線』、『虚無戦記』、『極道兵器』などがある。バイオレンス描写をメインに、スペースオペラ、ヒーローロボット、時代劇・忍術、任侠、ゴルフなど多岐にわたる主題を扱った。

海音寺潮五郎
明治34年（1901年）鹿児島県に生まれる。國學院大学卒業後、中学教師を勤めながら、創作活動を始める。『天正女合戦』と『武道伝来記』で第三回直木賞を受賞。

【状態】
経年劣化により焼け、シミ、カバーにスレ、ヨレは御座いますが、概ね良好です。
※上巻の帯背表紙部に破れが御座います。
※下巻の小口と地にシミが御座います。