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内容紹介
第33回大平正芳記念賞受賞!
日経新聞(2016/7/24)、毎日新聞(2016/8/21)、読売新聞(2016/8/21)、朝日新聞(2016/8/28)
週刊文春(2016/9/1号)、文藝春秋(2016/9月号)、週刊新潮(2016/8/25号)ほか各紙誌絶讃紹介!
テレビ史上最高視聴率96%!
鉄道王・小林一三の実弟にして「聖地」後楽園を率いた国粋主義者、
稀代のフィリピン人興行師と共に暗躍した裏社会の顔役、
キリスト者として平和の架け橋となった東洋王者、
メディア王・正力松太郎、そして昭和の妖怪・岸信介…
関係者の証言や資料をもとに、大戦中100万人以上が犠牲となった
フィリピンとの国交回復をめぐる葛藤と交流の軌跡を描く。
復興期の日本を熱狂させたボクシング興行に、
見果てぬアジアへの夢を託して集った男達の実像に迫る、もうひとつの昭和史。
(巻末に日本ボクシングの父・渡辺勇次郎の遺稿「廿五年の回顧」を収録! )
◎主な登場人物
【ボクサー】
渡辺勇次郎、岡本不二、ライオン野口、ピストン堀口、白井義男、金子繁治、三迫仁志、ファイティング原田、矢尾板貞雄、勝又行雄、沼田義明、藤猛、ダニー・キッド、フラッシュ・エロルデ、レオ・エスピノサ、ラリー・バターン、サンディ・サドラー、ダド・マリノ、パスカル・ペレス、エデル・ジョフレほか
【興行師・トレーナー・活動家・政治家】
田辺宗英、真鍋八千代、小林一三、正力松太郎、ロッペ・サリエル、ジョー・イーグル、瓦井孝房、田岡一雄、嘉納健治、阿部重作、レイ・アーセル、サム一ノ瀬、スタンレー・イトウ、ラルフ円福、カーン博士、エディ・タウンゼント、中村信一、野口進、岩田愛之助、末永節、児玉誉士夫、小佐野賢治、許斐氏利、岩田幸雄、岸信介、ダグラス・マッカーサー、ラモン・マグサイサイ、マニュエル・ケソン、エルピディオ・キリノ、ベニグノ・アキノ、ほか
【目次】
序 章 忘れられた栄光
第一章 「帝国」の危機とスポーツ
一 ボクシングを通じた「東洋」の再編
二 大日本帝国体制下の東亜競技大会、極東選手権大会
三 大英帝国を「延命」したコモンウェルス・ゲームズ
第二章 日比関係はいかにして悪化したか?
一 反日感情の源泉
二 占領政策の失敗
三 悪化する対日感情
四 「大東亜」の死と再生
第三章 興行師たちの野望とアジア
一 大東亜共栄圏なき時代の「東洋一」
二 ロッペ・サリエル――アジアをつないだ希代の興行師
三 瓦井孝房――周縁に生きる顔役
第四章 テレビ放送を支えた尊皇主義者
一 テレビ時代の幕開け
二 日本テレビの目論見
三 田辺宗英――聖地・後楽園を率いた憂国の士
四 勤皇・愛国主義の再生
五 ライオン野口と愛国社――大統領に招かれた国粋主義者
第五章 岸外交における露払いとしての東洋チャンピオン・カーニバル
一 東南アジアへの回帰
二 岸外交、二つの課題
三 外貨不足とカーニバルの開催
第六章 ボクサーにとっての東洋選手権
一 越境したボクサーたちの思い
二 金子繁治――ボクサーとして、キリスト者として
三 矢尾板貞雄――忘却された「棄民」との邂逅
四 勝又行雄――植民地文化の基層へ
第七章 戦後ボクシングと大衆ナショナリズムの変容
一 科学技術と戦後日本
二 白井義男――「日米の合作」によって生まれた日本初の世界王者
三 アメリカの代理人としてのフィリピン
四 「科学的ボクシング」への道
五 沼田義明と藤猛――「国産」チャンピオンの誕生
終 章 「大東亜」の夢は実現したか?
内容(「BOOK」データベースより)
鉄道王・小林一三の実弟にして「聖地」後楽園を率いた国粋主義者、稀代のフィリピン人興行師と共に暗躍した裏社会の顔役、キリスト者として平和の架け橋となった東洋王者、メディア王・正力松太郎、そして昭和の妖怪・岸信介…関係者の証言や資料をもとに、大戦中100万人以上が犠牲となったフィリピンとの国交回復をめぐる葛藤と交流の軌跡を描く。
著者について
乗松優(のりまつ・すぐる) 1977年、愛媛県松山市生まれ。九州大学大学院比較社会文化学府修了。博士(比較社会文化) 現在、関東学院大学兼任講師。専攻:スポーツ社会学、カルチュラル・スタディーズ(文化研究)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
乗松/優
1977年、愛媛県松山市生まれ。九州大学大学院比較社会文化学府修了。博士(比較社会文化)。現在、関東学院大学兼任講師。専攻:スポーツ社会学、カルチュラル・スタディーズ
タイトル | ボクシングと大東亜 東洋選手権と戦後アジア外交
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作者/アーティスト名 | 乗松優 |
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販売会社 | 忘羊社 |
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