【1】概要:
・Graetz社が1950年代に製造した18×26cm口径フルレンジユニットを25mm厚の天然木パイン集成材によるエンクロージャーにセットしたシステムのペアです。
・このユニットは本格的なHi-Fiの原点的な傑作です。・Telefunkenの大型フルレンジユニットとならぶジャーマンビンテージの代表的なユニットです。
・70年前製造のユニットとは到底思えないワイドレンジで透明感のある信じがたい高音質です。
・同一システムを購入いただいた方々の感想です。
Fさん「当時のユニットとは思えないレンジの広さ、クリアさに驚きました。能率が良く5Wのアンプで十分な音量が得られています」
Kさん「聴くのはJAZZオンリーです。チャーリーパーカー、コルトレーンがリアルに鳴っています。当時の技術力の高さに驚嘆しました」
Mさん「シンバルが実物のようになる。ウッドベースはしなやかに膨らみをもって鳴る。一本の大型フルレンジから何故このような音が出てくるのか信じられない」
【2】ユニット、システム仕様:
・型式:Graetz オリジナル
・口径:18×26cm
・コーン:超軽量、フィックドエッジ
・マグネット:馬蹄形アルニコ
・インピーダンス:4Ω・状態:片側のコーン、エッジに修正(画像7参照)が有ります。そのほかは良好。
【3】エンクロージャー:
・型式:後面部分開放型
・サイズ:幅27.6cm、高さ38.6cm、奥行19.5cm
・材質:天地側面は25mm厚の天然木パイン集成材、バッフルと裏板は針葉樹系プライウッドです。
・外装:100、240番のサンドペーパーで研磨し、次にワトコのナチュラルオイルと600番のサンドペーパーで繰り返し研磨仕上げています。
・サランネット:黒のジャージネットによる頑丈なサランネットが付属します。
・入力端子:2Pのハーモニカ端子でYラグ、またはケーブルむき出し線が接続可能です。
・バナナプラグ、極太ケーブルなどほとんどのタイプのスピーカー端子が接続可能な金メッキ金属削りだしのアダプターが付属します。
【4】音質
・以下の感想は主観ですのでご承知おきください。
・JAZZピアノトリオ、Pim Jacobs Trioの 「Come fly with me」を試聴しました。
・クリアで良く伸びるウッドベースの音が印象的です。
・指ではじいたアタックの後に柔らかく膨らんでいくコントラバス本来の音が再現されていると思います。
・シンバルの音も大口径フルレンジと思えない専用のツィータが組み込まれた様な澄んだ音を聴くことが出来ます。
・SACD「アートペッパーミーツリズムセクション」では4人の楽器が見事に分離し、またステレオ効果が大変高い再生です。
・アルトサックスの押出しが素晴らしく実在感のある生生しい音です。
・アルトサックスの音はほぼ実物のスケールと音質と感じます。
・クラシックとして大きなホールで録音された1957年録音ですが極めて高品質のフィリックス・アーヨの「四季」を試聴しました。・バイオリン、チェロなどのの倍音がきれいに再生されます。
・ホールの大きさがうまく再生されていると思います。
【5】ほか
・スタンドは含みません。
・ブログ
https://geo80002002.livedoor.blog/
(2025年 2月 22日 23時 47分 追加)・ビンテージスピーカーは1950 ~80年代の音楽ソースには圧倒的な対応力を示します。
・同梱いたしますPHST2.0を使用すると現代的なソースにも十分対応できるようになります。
・周波数特性がきれいに平坦になり低音、高音がクリアに出てくるようになります。
・下記記事ではTelfunken、TESLAシステムなどに適用した場合の効果を詳細に解説しています。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/37851595.html
・「ビンテージスピーカーは古臭い音」と思っておられる方の概念を一変させるものと思います。
(2025年 2月 22日 23時 55分 追加)・下記は実際にPHST2.0を使用したSさんの原文のままのご感想です。
「PHST2.0を入れてどんどん音が出るようになってきました。
驚きです!商品タイトルに異論はありなせん。ありがとうございます。
現代の録音、演奏も行けます!」
・私も現所有のビンテージスピーカーのすべてを聴き直しているところです。
・ほとんどが現代的なソースも広帯域に再生するようになったことを確認しています。