
阿木香/宮川麻奈美著、「桃山陶実験工房」です。双葉社刊、オールカラーの見やすい中型ムックです。定価2,700円(税別)。状態は未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで185円です。
★内容: アマチュアの女性二人が、もっとも難しいといわれる桃山時代の美濃と唐津を、なんと電気釜で焼いてしまう。志野・織部・黄瀬戸・絵唐津・・・・。素人陶芸家たちを勇気づけた「つくる陶磁郎」人気連載が、大幅な撮り直しを加え待望の書籍化。
まえがき /宮川麻奈美
始まりの桃山陶
◎美濃
◇志野
・志野草文長方皿
・志野輪花向付
・テストピースをつくって実験に臨む
・窯と焼成
・志野の焼成実験をふり返って
◇織部
・織部の実験結果
・テストピース
・青織部片口
・織部の絵付け
◇黄瀬戸
・黄瀬戸の実験あれこれ
・黄黄瀬戸輪花平向
・テストピース
・灰が決め手
・問題は焼成温度
◎唐津
◇絵唐津
・絵唐津四方鉢
・唐津士の実験は楽しい
・焼成温度で、土の表情は大きく変わる
◇斑唐津
・テストピース
・長石とワラ灰を実験する
・土自体が持つ鉄分が、やきものの「色」を決める
・斑唐津割山椒
◇朝鮮唐津
・朝鮮唐津徳利
・鉄釉の調合を優先した焼成実験
・これからの課題
〇コラム1 焼成時間は、焼き上がりにどう影響を及ぼすのか
〇コラム2 料理を盛って、楽しむ
〇コラム3 酸化と還元
〇コラム4 生掛けと素焼き、どういう差が生じるか
〇コラム5 窯詰め ―― 吉川方式
材料一覧/土/釉の原料
あとがき /阿木香
★桃山陶とは、安土桃山時代(16世紀後半)から江戸時代初期(17世紀初頭)、日本の陶磁史において最も大きな変革が起こった時期に、現在の岐阜県東濃地方で焼かれた日本独自の陶器の総称。茶の湯の流行、侘び茶の美意識を反映して、瀬戸黒・黄瀬戸・志野・織部など個性豊かなやきものが次々と生み出され、発展を遂げた。それらの特色は、それまでになかった文様や釉薬によって豊かな色彩が施されたことにある。
★共著者、阿木香(あぎ かおる)は1948年、秋田県にかほ市生まれ。1974年、出版社勤務のこの頃から陶芸教室に通い始める。1977年、出版社を退社し、作陶生活を始める。1978年、神奈川県鎌倉の借家にガス窯を設置し、志野を焼き始め、以来約6年間、作陶生活を続けるが、断念し、フリーのライターとなる。1995年、『陶磁郎』の創刊スタッフの一人として参加。
★同、宮川麻奈美(みやが わまなみ)は1961年、東京都江戸川区生まれ。1983年、お茶の水美術学院洋画科専攻卒業。1987年、母親の跡を継いで、福井の郷土料理の店“東尋坊”の二代目女将となったこの年から、東京・渋谷の陶芸教室に通い始める。1991年、自宅裏に工房を構え、電気窯を設置。
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