日本でもトップクラスのコレクターからの御依頼品です。田中頼三海軍中将の合服一種軍衣です。ネーム部に「多奈可」の文字が入っています。海軍では海没戦死が前提ですので、「田中」では人物が特定できないので、遺体が特定できる名前が書かれたと言われています。田中頼三氏は山口県出身、海兵４１期で、昭和１２年第二駆逐艦隊司令官、神通艦長、金剛艦長となっています。昭和１６年第二水雷戦隊の指揮官をされて、昭和17年11月5日ガダルカナルに４隻の輸送船を護衛していました。海軍からは、通常揚陸を要求されましたが無理と判断して、４隻を擱座揚陸させました。１１月３０日のルンガ沖夜戦では、ドラム缶輸送中(1艦に２００本搭載)で、予備魚雷を下ろして、ガダルカナル島補給輸送のドラム缶を積んでいました。していました。米重巡洋艦４隻を基艦とする艦隊にレーダーで発見され先に攻撃を受けました。揚陸中の８隻の駆逐艦は、「揚陸止メ」「戦闘」「突撃セヨ」の命令を受けました。駆逐艦は突撃反転しながら、九三式魚雷を数十本発射して離脱します。日本側は駆逐艦長波を失いましたが、アメリカ側に沈没：重巡ノーザンプトン大破：重巡ミネアポリス、ペンサコラ、ニューオーリンズと、重巡洋艦を全滅させました。どの艦の魚雷が戦果を挙げたか判明せず、日本海軍は「積極性が足りない」と評価が低かった。輸送船擱座揚陸の件も含めて左遷され、舞鶴警備隊司令官、第十三根拠地隊司令官(ビルマ)で、終戦を迎えています。アメリカ側からは、「十分敵を引き付けておいて突撃命令を出し、その飽和雷撃によってアメリカ軍巡洋艦部隊に、大打撃を与えたその判断力とよく訓練された日本の駆逐艦部隊の動きを絶賛」しています。中将の襟章は元付で、確認のための裏の写真も掲載しています。二級以上の高位勲章を受章していたと思われる、右胸の四つの糸ループがあり、将官肩章を取り付ける肩の穴と、中に座が付いています。左右の袖には、中将を示す袖線が付いています。サイズは、肩幅４２センチ、袖肩の上部から５３センチ、袖脇下まで４５センチ、襟上部から下部まで７１センチ、脇の下平置きで４７センチです。日曜日終了の少将一種服上下も出品して言います。本文下の追加写真もご覧ください。ヤマト運輸宅急便で、全国一律７００円でお送り致します。円滑にお届けするために、出荷はヤマト運輸に限らせていただいています。「新規」又は１桁の評価の方は、終了２４時間以上前に御落札の意志を質問蘭からお入れください。意思表示が無かった場合は、他の御入札の方々に御迷惑をかける場合が多いので、落札後でも削除刺させていただきます。御入札中の方で、「新規」又は１桁評価の方の入札妨害を受けていると感じた方は、御質問蘭で御連絡下さい。回答しますとその方のIDが表記されますので、無回答で対処いたします。

（2025年 3月 30日 0時 32分 追加）
田中頼三少将は、重巡洋艦１隻撃沈、４隻大破の戦果に付いて、次のように語りました、「私はただ「突撃」と言っただけです。後は部下たちの戦果です。」