ヤマハのLL-23Jをカスタムしてあります。
カスタムしてある箇所はブリッジにオパールを5石埋め込んであります。
またヘッドのトラストロッドカバーは本鼈甲で製作してあります。
ピックガードはヤマハ製の鼈甲柄の物に変えてあります。
サドルはタスク製の物に変えてあります。
ヘッドは良く光る綺麗なデザインが映えるように磨いてあります。
指板も黒の塗装を落として木の艶を感じさせるように磨いてあります。
ブリッジも木の質感が出るように塗装を落として磨いています。
とても気に入った音を出してくれるギターですので
見ても楽しめるようにしました。
今までヤマハのオリジナルジャンボの形をしたオール単板ギターは
FG580 FG1200 LL-15D LL-23Jが2本 LL-33J、LL-31Bの計7本を実際購入しましたが
今残っているオリジナルジャンボは今回のLL-23J1本だけで他の全所有ギターの中でも1番音の気に入っていた期間が長いギターです。
昔のFG580と1200ではニューハカランダが使われていますが
580より1200の方が質感も高い音でしたが当時持っていた確か91年製のLL-31Bは結構緻密で硬そうな
結構良いニューハカランダが使ってあり明らかに580や1200より質感の高い高級さを感じさせる音で
580や1200はそれなりに良い音ですが速攻で手放しています。
LL-15D,LL-23J,LL-33Jは外観の飾りのデザイン以外のマテリアルは似ていますが
日本製のLL-23JとLL-33Jは日本製の物は写真4にも写してあるこの当時のLLの特徴であるネックとボディーの
接合部の裏板と接着しているい一回り大きな駒が無い個体が特定の年式では多数製造されており
私の手にした感じではこの駒が無いと豊かで響きの良い低音が弱くなるようです。
知っている人も少ない貴重な情報ですが何でもこの駒は当時剥がれたり割れたりの事故が多くヤマハでは
それを回避するためにこの駒の無い物も正規で作っていたようです。
それで日本製の駒の無いLL-23とLL-33は手放しました。
また今回出品のLL-23Jは台湾製ですがネックのマホガニーはワンピースです。
日本製のLL-23Jは2ピースマホガニーでした。日本製LL-33Jはワンピースマホガニーネックでした。
何故台湾製の方が正規の仕様の付く方に忠実で良いネックを使っていたのかは不明です。
憧れでは日本製ですが、実際の仕様と音では台湾製の方が良く今回のLL-23Jを残したわけです。
LL-15Dは日本製で駒の抜けも無くなかなかの音でしたが
今回出品のLL-23Jの方が右手の入力に対する音の反応のし方の諧調が豊かに感じられより感情を音に託せる
表現が出しやすいように感じられ良い楽器と思ったのでこちらを残してあります。
LL-31Bは高反発で高級感のある煌びやかさの音で良い音を思ったのですが、やや一生懸命に弾かないと良い音が出しずらい
感じもあり良い音だが色んな感じの音を出したり豊かな音量の諧調という点で私の好みとして今回のLL-23Jを残しておりました。
私の予想では多分この個体の表板の個性が偶然良い音を出すのに役立っているように感じます。
写真3の机の上に写っている元々付いていたオリジナルのヘッドカバーとサドルと
本鼈甲ピックとハードタイプのピックを付属品として一緒にお送りします。
オリジナルのブリッジの方がサドル自体で約0.2mm程低くなっています。
現在12フレットのフレット上から弦下までの弦高は6弦でノギスで測り約2.5mmで1弦で約1.8mm程度です。
オリジナルのサドルでも当方で弾いていてビビる事はありませんでした。
良いギターは硬いピックで弾くほど本領を発揮できると思っていますが
お付けするハードピックで標準的な音が出ると思います。
ミディアムピックとか柔らかくなるに従い倍音豊で繊細になりますが音の芯が後退していきます。
本鼈甲ピックはハードピックよりさらに硬くピックの当て方の角度や強弱でより多彩な音が出せますので
本当に上手い人が弾けば表現の幅が広くアーティスティックな音が出せます。
サドルは現在付けてあるタスクは綺麗な音が出て良い音ですが個性的でもありますので
音としては一緒にお送りするオリジナルサドルの方が普遍性のある良い音だと思います。
傷については表板は左肩辺りの打痕、右下辺りの線傷、ネック裏やヘッド裏の打痕があり、側板や裏板にも小傷がちょこちょこと結構あります。
ケースは外皮の小さな剥げやスレ、小傷などあります。
実用品として楽しめるギターだと思いますのでよろしくお願いいたします。
ヤマト運輸の着払いにて発送しようと思います。
(2024年 12月 13日 19時 03分 追加)https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r1165277870
弦を新品に張り替えましたので以上のページにカスタム部分の細部の写真と共に追加写真をアップ
いたしました。