フローレンス・ナイチンゲール
(1820~1910)トスカーナ大公国の首都フィレンツェ生れのイギリスの看護婦、看護教育学者、統計学者、社会起業家。
1853年、クリミヤ戦争勃発に際し、シスター、職業看護婦を率いて戦地に赴き、現地軍医等の拒否を
機転で院内に入り込み、ヴィクトリア女王の援助もあり、衛生状態を改善。2年の看護活動の後、
1856年、帰国。チームは病院の克明な状況分析、統計資料を作成。
「近代医療統計学および看護統計学の始祖ならびに近代看護教育の母」「クリミアの天使」
「ランプの貴婦人」とも呼ばれ、国際看護師の日(5月12日)は彼女の誕生日。
1857年、心臓発作で倒れ、虚脱状態に悩まされ、死去するまでの約50年間は、ほとんどベッドで過ごし、
文書原稿や手紙を書くことが活動の柱となった。この間、1860年、聖トーマス病院の中に、
看護学校(後の一般呼称、ナイチンゲール看護学校)を開校。
赤十字国際委員会の一人、アンリ・デュナンがナイチンゲールを高く評価していたが、
本人は赤十字社活動に関わっておらず、マザー・テレサと同様「構成員の自己犠牲のみに頼る援助活動は、
決して長続きしない」と考え、「犠牲なき献身こそ真の奉仕」と言わしめた。
書名:ナイチンゲール著作集(1974年:現代社版):全3巻揃:
著者:ナイチンゲール
監修:湯槇ます
編訳:薄井坦子/小玉香津子/田村 真/金子道子/鳥海美恵子/小南吉彦/
発行所:現代社
発行日:【1】1985年2月27日 第2版第2刷発行 (1975年9月2日 第1版第1刷発行)
【2】1985年10月16日 第1版第8刷発行 (1974年6月10日 第1版第8刷発行)
【3】1986年7月18日 第1版第6刷発行 (1977年3月3日 第1版第1刷発行)
定価:3,800円 ~ = 11,100円
所収:【1】 カイゼルスウェルト学園によせて(1851年)/ 女性による陸軍病院の看護(1858年)/ 看護覚え書(1860年)/
インドの病院における看護(1865年)/ 〇 訳者注 / 解題 / 付録 ナイチンゲール著作目録 / 細目次 /
【2】 救貧院病院における看護(1867年) / 貧しい病人のための看護(1876年)/病院と患者(1880年)/
看護婦の訓練と病人の看護(1882年)/ 病人の看護と健康を守る看護(1893年)/
町や村での健康教育(1894年)/病院覚え書(1863年)/〇訳者注/解題/ナイチンゲール関係年表/細目次/
【3】 インド駐在陸軍の衛生(1863年)/ インドにおける生と死(1874年) / 思索への示唆<抄>(1860年) /
アグネス・ジョーンズをしのんで(1871年) / 看護婦と見習生への書簡(1872~1900) /
〇 訳者注 / 解題 / 付録 ナイチンゲールに関する文献目録(邦文篇)/ 細目次 /
参考:帯ヤケ等。箱、小口・天・地、本文等に汚れ・ヤケ・シミ等あり。A5判大。計約2.7kg。≪古本購入≫
ゆうパック(追跡・補償あり)サイズ60。取置(1週間)・ゆうパック等で同梱可。
★終活のため処分しております。