
中古CD 英Hyperion CDA66346
リスト編曲ピアノソロ曲集 レスリー・ハワードPf
1.サンーサーンス:死の舞踏
2.ショパン:17の歌曲 遺作Op.74 より6曲(詳細は画像3でご確認ください)
3.ベルリオーズ:イデー・フィクス(固定観念)
4.ベルリオーズ:宗教裁判官 Over.
5.ベルリオーズ:イタリアのハロルド 3楽章
6.ベルリオーズ:妖精の踊り~ファウストのごう罰
7.ベルリオーズ:リア王 Over.
ケースは裏面Lisztの名前を横断する大きい傷があります。(故意にしたのでは無いです)
解説書は大きな傷はありません。CDは綺麗です。
出品にあたり全曲鑑賞し異常無き事を確認済みです。
聴ければ良いという方のみご入札ください。
ゆうパケット(ポストの場合あり)で発送いたします。
++++++++++++++++++++おやじの戯言++++++++++++++++++++
リストはビジネスと呼ばれるほどたくさんの編曲をした人だった。おやじがリストの編曲した曲を最初に耳にしたのは
ベートーヴェンの交響曲 第5番であった。あの、グレングールドの演奏。中学生だった。今みたいにステレオで簡単に
交響曲を鑑賞できる時代では無かったのでこういう需要もあったんだなあと思った程度であった。リストの精緻な編曲
には興味を示さなかったな。ただあの録音、リスト編曲にアドリブ編曲が加わっていたよーな。(グールドの鼻歌よ)
このCD、ショパンの遺作の17の歌曲から6曲収録されいる。この作品の歌曲版は最近初めて鑑賞したのだが、おもしろい
ところに目をつけてるし、なかなか良かった。これまさかピアノ伴奏まで編曲してないよね。ちゃんと比較鑑賞しなかったが。
ベルリオーズの固定観念というのも収録されてる。おやじはこのCDで一番じっくり聴いたよ。幻想交響曲のイエデーフィクス
とは書いてないのがこの編曲作品のミソか。あのイデーフィクスをもとにリストが自由にゆったりと編曲(と言うのか)したものだ。
これは気に入ってよく聴いたな。ベルリオーズ作品ばかりの後半トラックには癒されたわ。
いつも脱線せな終われない性癖故、、、編曲作品大賞 おやじ版
3位:カラベリ・プレイズ・聖子
松田聖子の歌声が耳にしんどい時に最適。オリジナルの編曲は大村雅朗。氏の編曲を殆どそのまま使い、松田聖子のパートが様々な
ソロ楽器(時には合奏)に置き換えられたアルバムである。分厚い編曲でヘタッピーなアイドルをカバーするのでは無く最小限の音で
松田聖子を支えるのが上手な人だった。制作現場でスタッフから「こんなスカスカでいいんですか?」
の声が出たこともあったようだ。彼は「大丈夫、ここに彼女が入れば松田聖子になるから」と答えた。
編曲家というのは日本では日の当たらない職業の様だが、大村氏は多くの松田聖子を編曲した。作曲ではSWEET MEMORIESで有名
だが数えてみると彼女には20曲以上作品を提供した。おやじはどれも好きだな。大村さん、松田聖子の事大好きだったんだろうな。早く
に亡くなられたが、聖子さんのある曲ではバッハみたいにポリフォニーやってたし、生きておられたらクラシックも作曲したんじゃ無い。
2位:SWITCHED ON BRANDENBURG
おなじみバッハの名作を全曲Moogシンセサイザーでやってしまった録音だった。どこが編曲やねん。それやったら「フーガの
技法」のサクソフォン版(あれ良かったわあ)だろう、と突っ込まないで。違うんよ。音色を変えて編曲?したし、 5番の一楽章後半で
チェンバロのソロに成るじゃない。この録音はそこのところをステレオで聴くと音が右へ左へと流れるのよ。空間的な編曲だよ。
苦しい説明だが、いいの。
1位:なんたってこのCDのイデーフィクス。ベルリオーズの作曲したテーマを自由に扱っていて素敵だ。ベルリオーズが恋した
女性がずっとセンターに居るよ。って聴きながら書いてたら、帰宅したヨメサンが「それなあに、とっても素敵な曲ね」と言った。
(彼女は幻想交響曲を恐らく聴いたこと無い)
で終わろうと思ったが、
「おっさん、それやったらスタンダードナンバーをJAZZプレイするのと一緒じゃん」
と突っ込まないでね。この作品は完ぺきにリストの手で楽譜に記されたんだから違うんだよ。
JAZZは難しいね。便利な時代だから皆家庭で気楽に名盤なるものを鑑賞できるけど。何回聴いても、スタジオで何テイクか
された一番ええので固定して聴かせてるんだもんね。JAZZの命であるImprovisationは死んでるよね。けども、誰が聴いても
一番良いと判断されたテイクを聴くのもありかもね。バーンスタインNYPとデイヴ・ブルーベック・カルテットのスタジオ録音と
同じ曲のライヴの海賊盤に出くわしたことがあったが、テンポすら全然違う、まったく別の即興を楽しんだものだ。今でもたまにそっちを
聴くけど、やはりスタジオ録音の演奏の方がいいなあと思うんだよね。そういうのを録音して固定できる今は素晴らしいよね。
アーティスト追っかけまわして録り続けりゃいいんやもん。