*日本的抽象の創造と展開をリードした 難波田龍起 の リトグラフ作品 『凝結』です。
1984年制作 直筆サイン入り 限定150部 額装 【真作保証】です。万が一「真作」でなかった際には返品をお受け致します。
この作品は、北海道立美術館や静岡県立美術館に収蔵されています。
*難波田龍起ファンの皆様、作品を探されていた方、この作品の価値をお判りの方、ぜひこの機会にコレクションに加えてください。
・作家名:難波田龍起(なんばたたつおき)1905-1997年
・作品名:凝結 難波田龍起全版画集 レゾネNo.20
・技法:リトグラフ
・イメージサイズ:約40 cm×約55 cm
・シートサイズ:約50.0 cm×約65.5 cm
・額装サイズ:約55 cm×約73 cm
・制作年:1984年
・エディション:150部
・作品下部に直筆のサインとエディションの記載があります。
・作品の状態:イメージ部分は良好ですが、マージン部分(マット紙に隠れた部分)に薄いシミが出ています。
額も概ね良好です。
画像でご確認ください。
*難波田龍起(なんばた たつおき)1905-1997年
難波田龍起は、70年以上におよぶ画家としての活動を通し、一貫して真摯な姿勢をつらぬき、生涯、自身の内面との対話の中から、日本的詩情あふれる抽象表現の可能性を追求しつづけました。彼の作品から広がる晴朗、澄明な抽象の世界は、一人の人間がその「生」をかけて取り組むことによってのみ得られる、魂の結晶とも呼ぶべき輝きに満ちています。そしてその輝きは、画面上に表現される色調(トーン)と形象(フォーム)に対する彼の徹底した厳しさによって支えられています。
<略歴>
1905(明治38)年:北海道・旭川に生まれる。翌年、一家で上京。
1923(大正12)年:早稲田第一高等学院に入学。高村光太郎を知る。
1927(昭和02)年:高村光太郎と一緒に見たゴッホの作品に感動、画家を志す。
1928(昭和03)年:光太郎から川島理一郎を紹介され、師事する。
1933(昭和08)年:松本竣介、鶴岡政男らと親交を深める。
1937(昭和12)年:自由美術家協会結成に会友として参加。翌年、会員に推挙される。
1946(昭和21)年:日本美術会発足に委員として参加。 1947(昭和22)年:第1回美術団体連合展、第1回日本アンデパンダン展(日本美術会主催)に出品。
1953(昭和28)年:国際アートクラブ・日本支部発足にともない会員となる。
1956(昭和31)年 :「世界・今日の美術展」に出品する。
1957(昭和32)年 :文化服装学院講師となる(1981年3月まで)。
1971(昭和46)年:紺綬褒章を受章する(76、81、83、85年にも受章)。
1974(昭和49)年 :次男・史男が瀬戸内海でフェリーから転落死。翌年には長男・紀夫も死去する。
1982(昭和57)年:北海道立旭川美術館、北海道立近代美術館で「形象の詩人 難波田龍起展」が開催される。
1987(昭和62)年:東京国立近代美術館で「今日の作家 難波田龍起展」が開催される。
1994(平成06)年:世田谷美術館で「難波田龍起展 1954年以後~抽象の展開・生命の輝き」が開催される。
1996(平成08)年 :文化功労者に顕彰される。
1997(平成09)年 :11月8日肺炎のため死去(享年92)。
― 出典:東京オペラシティアートギャラリー ―