1900年頃のウィーン。当時の音楽はワーグナーの影響を受けた重厚な響きに満たされ、
クリムトが率いる「ウィーン分離派」が美術界を席巻、まさに「後期ロマン派」の作品が世の中に溢れていました。
この頃のシェーンベルクは未だ十二音の世界に到達しておらず、1913年に初演された大作『グレの歌』でも、後半に前衛的な響きの萌芽が見られるとはいえ、
全体的にはワーグナー、マーラー由来の極めてロマンティックな響きの音が使われています。
題材となったのはデンマークの詩人ヤコブセン「サボテンの花ひらく」の中の一遍の詩で、こちらは中世デンマークの伝説をもとにしたもの。
一人の王とその嫉妬深い妻、そして彼の愛する人の三角関係の結末が色鮮やかに描かれています。
通常はカンタータ形式で演奏されますが、この舞台では、物語をオペラ仕立てにすることで、劇的なストーリーを分かりやすく見せています。
語り手は男性が担うことが多いのですが、この演奏ではスイス出身の名女優、ズニー・メレスが担当。
素晴らしい効果をあげています。(輸入元情報)
シェーンベルク:
『グレの歌』
ヴァルデマール王・・・ブルクハルト・フリッツ(テノール)
トーヴェ・・・エミリー・マギー(ソプラノ)
山鳩・・・アンナ・ラーション(メゾ・ソプラノ)
農夫・・・マルクス・マルカルト(バリトン)
道化クラウス・・・ヴォルフガンク・アブリンガー=シュペルハッケ(テノール)
ナレーター・・・ズニー・メレス
オランダ国立歌劇場合唱団
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
マルク・アルブレヒト(指揮)
演出:ピエール・オーディ
装置&衣装デザイナー:クリストフ・ヘッツァー
照明デザイナー:ジャン・カルマン
ヴィデオ:マルティン・アイデンベルガー
ドラマトゥルギー:クラウス・ベルティシュ
収録時期:2016年
収録場所:アムステルダム(ライヴ)
映像ディレクター:ミシェル・フェルマイレン
● 特典映像(ドキュメンタリー/キャスト・ギャラリー)
収録時間:本編118分、特典22分
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ、DTS 5.1
字幕:日本語・英語・フランス語・ドイツ語・オランダ語・韓国語
NTSC
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