学名: Pachylomera femoralis

キャンサータマオシコガネ(カニザタマオシコガネ)に次いで亜属内で2番目に大きくなるスカラベみたいです。
キャンサータマオシコガネは40mm台でも8-12万位はしますのでこちらがおすすめです！
身体の凸凹感が結構かっこいいです。

自在置物作家の満田晴穂さんの作品のモチーフにもなっております。
http://m-haruo.com/w%20sunebutotamaosikogane-01.html

申し訳ありませんが輸送に伴うグレードダウン保証はございませんのでご了承願います。
ザンビア産の画像個体をお送りします。2006年2月に採集されました。
私が計測したところ45mmでした。

（2025年 12月 14日 8時 53分 追加）
模式地：Scarabaeus femoralisとして：「Soudan」（おそらく誤り。スーダンで はその後発見されていない）；A. horridusとして：「juxta fluvium Limpopo」 （南アフリカ、リンポポ川付近）

分類：承認された種。属名の項を参照

分布：南アフリカからボツワナ、ナミビア、ジンバブエ、ザンビア南西 部、アンゴラを経てコンゴ民主共和国（DRC）西部にかけてのメガカラハリ砂漠 とその外れの湿潤な深砂地帯を中心に分布。また、南アフリカから モザンビークを経てタンザニアにかけての東海岸の深砂地帯にも 分布。

地域データ（平均±標準偏差、範囲）：標高：796 ± 481、0～1,696 m、年間降水量：583 ± 217、194～1,270 mm、年間気温（最高 ±最低気温/2）：20.9 ± 1.7、16.6～25.5℃（N=197）。

生息地：ハウテン州のブッシュフェルトでは、深い砂地（70）のみに記録され、砂質 埴壌土（0）には存在しません。草原（30）と開けた森林（37）では同程度 に豊富ですが、日陰の茂み（3）ではまれです。ウムクフーゼ動物保護区では、土壌 の偏りが似ており、深い砂（208.7）、二層土壌（粘土の上に砂）（22.2）、 砂質埴壌土（0.3）、粘土（0.4）です。DBRUコレクションの記録によって 裏付けられています。草原（9）、低木地（10）、開けた森林（8）、森林 （1）では、砂（17）、砂質埴壌土（6）、砂質埴壌土（1）です

食物の種類：ボツワナでは、雑食動物の糞（豚：5,131）に偏っているが、 死肉（1,149）や草食動物の糞（ゾウ：759、牛：607、ヒツジ： 1,303）も豊富である。ハウテン州のブッシュフェルトでも同様の偏りが見られる （死肉：3、豚：15、馬：2、牛の糞：4）。様々な糞の種類からのDBRU記録： ゾウ（3）、馬（1）、ロバ（2）、牛（16）、スイギュウ（1）、ヌー（1）。

時間的な活動：気温が十分に高い限り、曇りの日でも昼行性の飛行活動が 見られる。ハウテン州のブッシュフェルトでは、10月から4月は季節 的な活動。より温暖な東海岸では少なくとも8月から5月は活動する

ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ、モザンビークの生態地域：特に カラハリ乾燥サバンナ（AT1309）、カラハリアカシア・バイキアカ 森林地帯（AT0709）、アンゴラモパネ森林地帯（AT0702）、 ザンベジア・バイキアエア森林地帯（AT0726）、南アフリカブッシュフェルト （AT0717）、ザンベジア・モパネ森林地帯（AT0725）、 マプタランド沿岸林モザイク（AT0119）の深い砂。

南アフリカの生物地域：東部カラハリブッシュフェルト（SVk）、中央ブッシュフェルト （Svcb）、モパネ（SVmp）、ローフェルト（SVI）（サバンナバイオーム） の深い砂。また、インド洋沿岸ベルトバイオーム（CB）。

評価根拠：EOO2 663 660 km。AOOは深い砂地の分布によって制限 されていますが、南アフリカの分布域北東部の植生単位は 0～58%の変化を受けていますが、農耕地では広く分布してい ます。南アフリカの分布域の約20%は国立公園および動物保護区 で保護されているため、軽度懸念（LC）と評価されています。

保全措置：推奨されません。農耕地の深い砂地に広く分布し、様々な 国立公園および動物保護区で保護されています。特にチョベ、クツェ （ボツワナ）、クルーガー、シュルウェ・イムフォロジ、ツワルカラハリ （南アフリカ）で保護されています。