廃盤
DVD
朝日放送アーカイヴより完全初出!
朝比奈の大熱演
マーラー:
交響曲第2番『復活』
1995年ライヴ
1995年7月8日、朝比奈隆87歳を祝うバースデイ・コンサート(大阪、ザ・シンフォニーホール)を朝日放送がライヴ収録。
音声、映像共に初出作品です。マーラー演奏の映像も初登場。
ブルックナーの大家として知られる巨匠朝比奈が、マーラーの交響曲の中で最も多く取上げたのがこの『復活』です。その活動の節目節目にはこの曲を選んでおり、この曲への深い愛情を感じます。遅めのテンポで貫徹され、大海をゆく豪華な船を眼前にするかのような壮麗さです。夏のコンサートらしく、白タキシードに銀髪が美しく映えます。
歌詞対訳は、朝比奈の盟友の大指揮者でマーラーの権威として名高い山田一雄氏によるもの。その文藝味豊かな日本語は、その教養の高さを今に伝えます。
1995年7月8日に行なわれた朝比奈隆の87歳を祝うバースデイ・コンサートの模様を収録している。
朝比奈のマーラーの第2番はCDで2種あるが、映像ではこれは初めて。朝比奈ファン待望の映像だろう。(CDジャーナル データベースより)
【ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ交響楽団総裁)のライナーノートより】
最も印象深いのは朝比奈の作品全体に対するヴィジョンである。マーラー作品の細部にフォーカスし、美しく、エキサイティング、ドラマチックもしくは切なく苦しいといったあまねく効果的な瞬間を個別に取り上げることは、指揮者にとってかなり容易なことである。しかしことさら困難なのは、この80分間の旅路の最初から最後まで、論理的な発展と進化を有しながら、それぞれの輪郭を与えることである。それは、その終着の地を常に心に浮かべ、そこに到達するための適切な道筋に沿ってそれぞれの細部を提示することができる指揮者によってのみ成し遂げられることなのだ。英国の偉大な指揮者であり、マーラーのスペシャリストであったジョン・バルビローリが指摘しているが、全てのマーラーの交響曲には真のクライマックスの一時点がある。そしてそのクライマックスが真のインパクトとなるよう蓄えとして取っておかなくてはならない。彼の言に拠り考えると、この第2番の交響曲ではスコアの結びの数ページがそれに当たるのであろう。この朝比奈の演奏において当該の部分のパワーはまさしく無尽蔵である。そしてそれは朝比奈が本来の行き先を忘れることがなかったからである。(東武レコーディングズ)
マーラー:
交響曲第2番ハ短調『復活』
井岡潤子(ソプラノ)
竹本節子(アルト)
大阪フィルハーモニー交響楽団&合唱団
朝比奈隆(指揮)
収録時期:1995年7月8日(朝比奈隆87歳バースデイ・コンサート)
収録場所:大阪、ザ・シンフォニーホール(ライヴ)
画面:カラー、4:3
音声:リニアPCMステレオ
NTSC
コンディション良好。
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